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ドイツ語を学ぶメリット
ドイツへの移住に向け、ドイツ語の学習をはじめようと思っています。
実は、すこし前までフランス語を勉強していたのですが、フランス語はやめてドイツ語に切り替えました。
一番の理由は、移住先をドイツ語圏に変更したからですが、その他にも、ドイツ語を学ぶメリットについてまとめたいと思います。
ドイツ語圏は「生活の質が高い都市」がおおい
主要なドイツ語圏として、ドイツ、スイス、オーストリアが挙げられ、このどの国も「生活の質が高い都市」に選ばれています。
2019年、世界最大級の人材コンサルティング企業であるマーサー(Mercer)が、生活の質が最も良い都市を評価する「Quality of Living Index」を発表。
以下がトップ10の都市ですが、そのなかにドイツ語圏は7つも含まれています。
ウィーン・オーストリア
チューリッヒ・スイス
ヴァンクーバー・カナダ
ミュンヘン・ドイツ
オークランド・ニュージーランド
デュッセルドルフ・ドイツ
フランクフルト・ドイツ
コペンハーゲン・デンマーク
ジュネーブ・スイス
バーゼル・スイス
ドイツ語圏は経済につよいため、相対的に職も多く、仕事をみつけるのが、ヨーロッパの中では容易なほうでしょう。
ちなみに、隣国のルクセンブルク、そしてチェコの一部でもドイツ語が通じます。
ドイツ語圏で仕事が見つからなくても、オランダという手がある
オランダは、日本人に対してはビザに関して優しい国で、日本人でオランダで起業される方も多くいます。
オランダで就職を目指す場合、現地の人は2、3ヶ国語をしゃべれるのが当たり前なので、ドイツ語もあつかえる方が、国外からの他の求職者と比べて有利にたつことができます。
ドイツはビザが取りやすい
オランダほどではありませんが、ドイツもビザが取りやすく、フリーランスやアーティストの人でもビザを取得することができます。
ドイツの取引先が必要になりますが、オランダ意外の他の国と比べても、フリーランスビザが取得しやすいようです。
学問的コストパフォーマンスが高い
ドイツは、もともと哲学の分野で遅れていたこともあり、ライプニッツの弟子であるヴォルフが、ラテン語の哲学語をドイツの日常語に置き換えました。
よって、ドイツ語は日常語で哲学を語ることでき、哲学を学ぶのにコストパフォーマスが高い言語だと、作家の佐藤優さんがいっています。
ヴォルフが、せっせとラテン語の哲学語をドイツの日常語に変換していった理由は、貴族の女性にわかりやすく説明し、スポンサーとしてサポートをし続けてもらうためという裏話もあります。
大学の学費が無料
ドイツでは、一度働いたあとや、年配になってから大学で学ぶ人たちが多くいます。
そういった人たちに対してドイツの文化は寛容で、いくらでも学び直しの機会があります。
しかも大学の学費は基本的に無料。
(学校によっては学費が必要なところも一部あります)
人生100年時代に、キャリアを変えたい場合でも、学費無料で大学で学び直せることができるのは大きいでしょう。
発音から学習をはじめる
ドイツ語学習はまずは発音から始めようと、早速『新装版 DVD&CDで学ぶ ドイツ語発音マスター』を購入しました。
書店でほぼ全てのドイツ語の発音本に目を通しましたが、この本は、CD音源はもちろん、それぞれの発音記号に対して絵とDVD、そして、発音学習には欠かせない、似た発音どうしの組み合わせである「ミニマルペア」が記載されています。
「ミニマルペア」は、音素がひとつだけ異なる2つの単語で、英語だと「rock」と「lock」。
「ミニマルペア」を活用すると、自分にきこえない音がはっきりとわかり、正解をすぐに確認しながら何度もきいて耳をきたえ、脳の配線をかえることができると、『脳が認める外国語勉強法』でもオススメされていた学習法です。
ドイツ語圏には個人的に気になる著名人が多く、ゲーテをはじめ、ケストナー、トーマス・マン、エンデ、ショーペンハウワー、フロイトやユングなどなど。
彼らのドイツ語の原著を読める日が、とても待ち遠しいです。
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