データビジュアライゼーションの世界的権威たちをまとめてみた
今後とりくみたいと思う分野が「データビジュアライゼーション」。
(日本語だと「データ可視化」ともよばれます)
今回はそのデータビジュアライゼーションの世界で「権威」とよばれる人たちをご紹介。
エドワード・タフティ(Edward Tufte)
データビジュアライゼーションと情報デザインの分野のパイオニア的存在。
イェール大学の政治学、統計学、コンピューターサイエンスの名誉教授です。
『The Visual Display of Quantitative Information』や『Envisioning Information』といったの古典的な本の著者でもあります。
データグラフィックスにおける明確さ、精密さ、効率を強調することで知られています。
ニューヨーク・タイムズ紙は彼を「データのダ・ヴィンチ」と呼んでいます。(う、うらやましぃ!)
スティーブン・フュー (Stephen Few)
データビジュアライゼーションコンサルティング会社Perceptual Edgeの創設者。
効果的なビジュアライゼーションを作成するためのベストプラクティスについて幅広く執筆しています。
たとえば、『Show Me the Numbers』や『Information Dashboard Design』といった本。
データダッシュボードとビジネスインテリジェンスの可視化に焦点を当てています。
ハドレー・ウィックハム(Hadley Wickham)
RStudioのチーフサイエンティスト。
ggplot2、tidyr、dplyrなど、Rにおけるデータビジュアライゼーションで幅広く使用されている多数のパッケージを作成。
Rをデータビジュアライゼーションツールとしての成長と普及に大きく貢献した人物です。
アマンダ・コックス(Amanda Cox)
ニューヨーク・タイムズの画期的で影響力のあるデータグラフィックスと、Web版でのインタラクティブ機能の作成者。
メインストリームメディアにおけるビジュアライゼーションの新しい形態を進化させた人物です。
アルベルト・カイロ(Alberto Cairo)
マイアミ大学のコミュニケーション学部にて、ビジュアルジャーナリズムの研究者。
スペイン出身です。
『Functional Art』といった本の著者でもあります。
ジャーナリズムとコミュニケーションのためのデータビジュアライゼーションの効果的な使用について書いています。
ハンス・ロスリング(Hans Rosling)
『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』の著者。
スウェーデン出身で、統計学者でパブリックスピーカーとして知られています。
世界的な動向と統計を、いきいきと表す魅力的なデータビジュアライゼーションが有名です。
デビッド・マッカンドレス(David McCandless)
ビジュアル的に驚くほど美しく情報に富んだインフォグラフィックで知られるデータジャーナリストです。
『Information is Beautiful』にて、データビジュアライゼーション作品のコレクションを披露しています。
まとめ
今回まとめてみて一番おどろいたのが、いろんな本がでているにもかかわらず、日本語に翻訳されていないこと!
翻訳されているのは、一般むけの『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』だけです。
日本では需要がすくないのでしょうか。
たしかに、今回調べるなかで出会った「データジャーナリズム」という言葉も、聞いたことがありません。
このあたりの事情は、機会があれば、別の記事でもっと深掘ってみたいと思います。