レビュー『ひとりビジネスの教科書』
先日、たまたま昔の日記を見返す機会がありました。
そこで目にとまったのが、「30歳までにやりたいことリスト」。
そのリストを書いたのは25歳ぐらいの時で、大小40個ほどの目標が掲げられていました。
ぼくはすでに30歳を超えていますが、リストを見返してみると、いまだに半分以上が未達成。
達成できていないものの中で、今となってはくだらないと思えるものも含まれていました。
しかし、そのらのなかで特に目を引き、ドキリとさせられたのが「起業する」という目標。
心が動かされました。
いまだに起業した経験はありませんが、「起業したい」という思いが自分の中に残っていることをはっきりと感じました。
ですので、起業にむけて動いていこうと思い、手に取ったのが本書。
基本的には「先生ビジネス」とよばれる、サービスやセミナーを売る人に向けて書かれた内容です。
ひとりで行うビジネスのステップを大きく4段階に分けており、そのステップは、テーマを決める、コンテンツ作り、集客・販売、自動化。
テーマの決定に関して学んだことは、「形にするためなら無償でもとりくみたい」と思えるテーマを選ぶこと。
たしかに「無償で」となると、よほどの情熱がないと続けることができません。
また、「起業には時間がかかるということ」といった、至極当たり前のことをきっちりと説明してくれており、起業するにさいしての心がまえも学べます。
ぜひ取り入れたいと思ったのが、「毎日、同じ時間にファイナンスの時間をもつ」というもの。
お金の管理は必須ですが、後回しにしがちなので、毎日少しずつでもファイナンスの時間をとり、お金まわりの手入れをすることが大切です。
全体的な感想ですが、大きなステップにそってやることが明確なので、分かりやすいです。
もちろん、実践するのが大変なのですが、独立後に、どれくらいの収益になったら法人化するかといった、具体的なステップが明確になりました。