起業マインドと起業アイディア
商工会議所の起業セミナーに参加してきました。
参加した理由は以下の記事に書いたのですが、今回は、実際に学んだ内容をまとめたいと思います。
第1回目の内容は、「起業のこころ構え」、「経営理念の重要性」、「事業の見つけ方」でした。
起業のこころ構え
「創業してから5年で、生き残っている企業の数は、IT業界だと15%ほど」という数字が示され、驚きました。
他の業界だと、もっと数字があがるようです。
倒産の理由として一番多いのは、売上不振があげられており、なんと全体の70%以上も占めています。
逆にいうと、売上さえ上げていれば、なんとか事業を継続できそうです。
そして、成功する起業家のマインドの特徴が紹介されました。
まずは、起業の目的が明確であり、起業自体が目的になっていないこと。
そして、自分の強みを知り、興味のある分野で勝負をしようとしていることです。
このなかで、「興味のある分野」で勝負をするというのが意外と大切だと思いました。
『「週4時間」だけ働く。』でも、自分の興味がない分野での事業を戒めています。
それは、もともとの興味がなければ、その分野についてすでに詳しくない、または、詳しくなれないからです。
経営理念の重要性
経営理念とは、企業の行動指針となり、判断基準となるもので、企業の存在意義を明文化したもの。
また、お客様や、従業員、金融機関など、さまざまな人びとに対して、「自社が何をする会社なのか?」を説明するのに、経営理念は役立ちます。
世界的な経営コンサルティングファーム・マッキンゼーをつくった人といわれるマービン・バウワーも、著者の中で経営理念の重要性に触れていました。
いままで経営理念について深く考えたことはありませんでしたが、起業する際は彼の本『経営の本質』を読み返してみようと思います。
起業アイディアの見つけ方
まずは、「自分の興味」、「強み」、「世の中のニーズ」を書き出し、すべてが交差する場所を探すこと。
「世の中のニーズ」の探し方としては、「自分の興味」のなかから、気になる分野の実際の商品やサービスを1つ決めて、欠点をあげていくというもの。
この欠点が、市場のニーズにつながっていきます。
たとえば、スマホがテーマなら、「落としやすい」や、「よごれやすい」、「となりの人に画面をみられる」といったものがあげられます。
「自分の興味」、「強み」、「世の中のニーズ」の交差する場所がみつかったら、次は、商品のアイディア出しです。
アイディア出しではオズボーンのチェックリストが有名ですが、『考具』や『アイデア大全』といった書籍が役にたちます。
感想
事業の見つけ方は、普段あまり考えたことがないことなので新鮮でした。
とくに、実際に紙に書き出しながらアイディアを探っていくので、楽しく取り組むことができました。
といっても、起業する場合の分野も決めておらず、アイディアも何も思い浮かんでいません。
アイディアが見つかるまで、継続してアイディア出ししていこうと思います。