小さな子の遊びレシピ④お家からお外編【タマゴ作りとタマゴ探し】
用意するもの
*紙粘土
*卵(見本用)
*水の入ったお皿
*排水口用浅型ネット(ストッキングタイプ)
*洗濯ハンガー
*定規
*幅2.2㎝、長さ10㎝前後の紙切れ
*あればクリアファイル
小学生だった長女がなぜだかサンタに、「綺麗な模様のタマゴ」をお願いしたことがあった。
近代サンタはコビトやトナカイじゃなくて積極的にAmazonを利用するが、長女の願いを満たすものはAmazonで見つからず。
サンタは夜な夜なPCに向かい「綺麗なタマゴ」を探し求めるうちに、繊細な切り絵やろうけつ染めを施した、とても美しいイースターエッグがスラブ地域で作られていることを知った。
めでたくクリスマスに世にも綺麗なタマゴを手に入れた長女は、当時工作のオニだったので当然自分でも再現しようとはりきりだす。
季節外れのイースターエッグ作りのため、私は卵にキリで穴を開け、中身が出やすいようにぶんぶん振って、時間をかけて中身を出し切ったら今度はちっこい穴から水を入れて殻の内部を洗浄し、出した卵液でオムレツかなんかを焼き……と頑張ってみて、すぐにほとほとイヤになった。
面倒くさすぎる。失敗してすぐ割れるし。
で、模様をつけるのが目的なんだからと、紙粘土でタマゴを作らせることにした。
これがなんと楽しいことだったか!
紙粘土工作するならば、絶対絶対タマゴを作るべし!
小さい子も大きい子も何なら大人も、
男の子も女の子も、
器用な子も不器用な子もみんな楽しめる。
だってただの丸みのある物体なんだもの。
誰にでもできるんだもの。
小さい子が作るタマゴは、ジャガイモみたいにいびつだけど愛嬌たっぷり。
年齢があがるほど、上がスリムで下が丸い、いっさいのデコボコがない本物の卵に近づけるため真剣になる。
簡単に完成するのに、嬉しい達成感。
私は工作も絵画も、子どもを苦しめないものだけが好きだ。
楽しくて簡単で、ちゃんと成功だと思えて、またやってみたいと思うことができたら最高だ。
紙粘土タマゴが何より素敵なのは、パーツがないから壊れにくいところ。
作品じゃなくて、遊び道具として使えるのだ。
味をしめた私は、毎年春が近づくと大勢子どもたち集めてはタマゴ作りして、完成したら公園に持って行ってタマゴ探しゲームをするようになった。
アクリル絵の具で金ぴかに塗ったのは高得点にしたりして。
部屋のあちこちに隠す屋内バージョンだってとても楽しい。
今日2023年4月9日はイースターの日らしい。世は卵不足。
ということで紙粘土タマゴレシピを残しておくことにする。
①まずはガイドの紙切れと定規で7分割
私愛用のパジコの[かるがる]は7分割すると、ちょうどいい大きさのタマゴができる。
②本物の卵をお手本にしながら、形を作る。
水で指をぬらしながら丸く形作っていく。
ジャガイモになっても本人が満足していたらそれでよろしい。
③できたタマゴはネットに入れて吊るしていく。
置いて乾燥させると設置面が平らになってしまうので、吊るす作戦が大事。
ストッキングタイプのネットは跡もつかないので〇。
ヒビ防止のため、タマゴたちは日に当てたりせずゆっくり乾燥させる。
もしヒビ割れちゃったら、なにしろタマゴだから、ヒヨコが生まれそうなことにする。
④乾燥したら、色を塗ったり模様を付けたり。
紙粘土は多分3日くらいで乾くのだけど、我が家ではお休みの週末に作って、次の週末に模様をつけていた。
白いままのタマゴでもよし。その場合はニスを塗ってあげるとよい。
娘たちと遊ぶことはもうないけど、なんか処分できないタマゴたち。
Happy Easter!