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【2024年】フラスタメイキング① 響け!ユーフォニアム

今年の2月と6月
響け!ユーフォニアム(京都アニメーション)のイベントに
フラワースタンドをお贈りしました

既に記憶がすごく曖昧…
簡単に備忘録を残すことにします

今回の記事は
2月のフラスタ制作の記録です


■2024年2月

北宇治高校吹奏楽部 第7回定期演奏会
【 フラスタの制作期間 】 7日間
【 構成 】祝札×1、イラストパネル×2、宛名札×1 計4枚
【 アレンジメント&装飾 】 お花屋さん自由裁量
【 利用店舗 】 秋葉原制作所、他


■ 開催日時を勘違いしていたのである

身体を壊していて、病み上がりだった記憶があります
(どうでもいい情報)

いつもフラスタ制作でお世話になっている
宇治の フラワーショップはなまつ (花屋)さんから連絡が来ていた

花「身体大丈夫〜?フラワースタンドどうする〜?」
私「はい!1ヶ月先ですよね?デザインを練って連絡させていただきます」
花「え、2月3日ですよ  笑」
私「え・・・???」
※1月27日 深夜1時

笑えない!
例の音楽が脳内で流れ始めた


京アニイベントに高頻度でフラスタをお贈りさせていただいてて…
今回依頼の連絡がないことを心配されてのことだった。

ありがとうございます。

そのままペンタブに向かい、ラフをいくつか共有・・・
本当すみませんッ!!

お花屋さんと急いでSkypeで打ち合わせして、
ラフと問題点を共有したりなど

★ イラストパネル


イラストパネルを制作する時間が確保できないという事もあり
(自分のせい)

「きたうじシーナリー」という同人イベントを開催させていただいたときの展示作品からイメージのあうものを使用させていただくことにした。

2021年に開催した、
きたうじシーナリー:https://scenery.youkosofes.com/ から

フラスタは演者ベースで作ると決めているため
登壇される演者の方々とキャラの合致はするように意識した

A3のアクリルパネル2枚(背景パネル+キャライラストパネル)
これで1組1枚イラストとなっている。

重量があり、スタンド花の桶に吊るすにも難易度が跳ね上がってしまい
お花屋さんに苦労をかけてしまいました。

これを2セット設置することでFIX

20種くらいあるうちの5種(枚セット)を送って、お花のイメージにあうものを選定してもらった


とりあえずイラストパネルを5種類ほど選び、
翌日にはお花屋さんに発送した。

(フラスタに使用するパネルはお花屋さんに届けなくてはいけない)
(そりゃそうだ)

イラスト問題は即日クリア…
大急ぎで梱包したのですごい外見になってしまった

翌日にはイラストパネルをとりあえず
お届けできたようで、まず安堵 m(_ _)m

【 残制作可能日数 】6日間
【残タスク】イラストパネル以外のパネル制作
郵送日数を考慮すると許されたフラスタ制作日数は
4〜5日間


★ 宛名札、祝札

フラスタにはイラストの他に重要なパネルがいくつかある。
宛名札と祝札。
※フラスタ企画の場合は、これに参加者パネルが加わります

こういうパーツのパネル


これがないと誰からなのか?なんの花なのか?わからず…
不審物なってしまうため。

だが今回…

時間的にこれらのパネルを印刷会社に入稿して、
出来を確認して、お花屋さんに郵送する時間が確保できない

そうなると印刷会社を使うという選択肢は消える。
幸いなことに、ハレパネ等だけは手元に大量にあったため
表面の印刷だけコワーキングスペースで印刷することにした。

利用したのは、秋葉原制作所さま。いつもありがとう。
(居住地は東京なので)

秋葉原制作所さま、いつからか覚えてませんがよく使っています。
同人・ヲタクに特化したキンコーズといった感じでおすすめ

頻繁に一緒にものづくりをする、友人のSさんと
深夜の秋葉原で待ち合わせして大急ぎで作業を開始…。

デザイン→印刷→加工をしました。皆さんいつもすみません。

ここでできる主な作業は、PC作業と印刷です。
祝札と宛名札をデザインして、好みの紙に印刷します。
それをハレパネに貼り付けてパネル化する。

ハレパネへの印刷物の貼り付けやカット作業は
自分たちで作業台でおこないました。

(印刷会社の場合はカッティングマシンという機械でカットされます)

モチーフは黒江真由さんの、セーラー服です。完全に自己満ですね
今見ると、あしらいのヨコ線が太い…反省点

これはボツ案

いつも全てのパネルのラフを何枚かつくりますが
結局シンプルに着地する

★Tips(情報共有)

フラスタ制作に時間が取れない場合、まっさきに思いつくのは
今回のようなコワーキングスペースやKinko'sではないでしょうか?

深夜までやっていて印刷もきれいで便利ですよね。

ですが、先程書いたように、ここではパネル化の加工は基本できません。

フラスタに使うパネルというのは、発泡スチレンボードを使用したカットパネルであることが多いと思います。ですが、カットパスを通した大判カットパネルをその場で即時制作・出力というのは、どこもできないということです(そりゃそう)

↓ 例えばキャラやメッセージの輪郭に線があるのわかりますでしょうか?
ここを曲線カットしていくものが所謂カットパネルです。
自由に円やカーブで切り取れるパネルをつくる場合は、どの印刷会社も日数を要す注文方式となります

キャラに沿ってカットするパネルは時間かかるんです…

つまり、制作スケジュールに余裕がないと、曲線カットしたパネルを使ったフラスタは作れないということになります。
(4日〜7日の印刷日数+2日程度の郵送日数を見ておくべき)


制作期間に余裕がある場合はカットパスを通したパネルをこのように準備できる


では、今回のように制作時間が確保できない場合どうするか?
自力での印刷&制作作業を覚悟して、すぐに動く必要があります。

『フラスタをお贈りしたい!でも作業日数が2週間しかない!!』

急いでパソコン片手にKinko'sや秋葉原制作所さんのようなコワーキングスペースに飛び込みましょう!そして先ほど書いたように注文カットに出してる時間がないですので…その場でデザインして、その場で紙に印刷して、その場で自分でパネルに貼り付けてパネル化するのです(血反吐)

更につっこんで話すと、
自分でパネルに貼り付けてカット作業をするということは
必然的にパネルは四角形+手作業の一択状態だと思ってください。
大きな印刷物を丸やカーブのあるパネルに貼り付けて手作業で綺麗に曲線にそぎ落とすことは難易度が相当高いので避けましょう。
簡単という人は机上の空論大好きマンです。


↓ 見づらいですが、後ろに発泡スチレンパネル(ハレパネ)があり
そこに紺色のプログレッシブ〜の印刷物を貼り付けている構成がわかりますでしょうか?

綺麗に印刷したペラペラの紙を、買ってきたパネルに自分で貼って
余分なところはカッターで調整しよう!ってことですね
突貫作業のtipsでした。


★ 発送(話しを戻します)

こうして、後発で出来上がった祝札と宛名パネルは
そのまま宇治のお花屋さんへ大急ぎで郵送しました。

イラストパネルを先に送らせていただいたので、
ある程度のレイアウト調整をしてくださってくれており
共有してもらいました。

無事、空いた空間に祝札と宛名札を差し込み
当日お祝い花をお贈りできました。
彩りを添えられてよかったです★

当然のことながら
実際のアレンジメントの作業や、工夫を凝らしてくださってるのはお花屋さんなので殆どが「フラワーショップ  はなまつさん(お花屋さん)」のご尽力によるものです。

パネルをマウスで好きなところにドラッグしてポンと置くだけで
スタンド花が完成するはずもなく…。
各パーツの固定方法や、レギュレーションの範囲内での設計、そして納入や後片付けなど、見えないところにプロのお仕事がたくさん詰まっています。

その難易度を感じさせないスタンド花・フラワースタンドを制作されることはベクトルの違うクリエイティブであり、とても素敵だと思います。

いつもありがとうございます★


次回に続きます。





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