【高コスパ注文住宅③】ハウスメーカーはどう選ぶ?おすすめの探し方や構造の違いについて
いざ注文住宅を建てようと決意しても、どこのハウスメーカーや工務店にお願いしようかと悩まれますよね。話を聞いていたら土地を紹介され、どんどん契約が進んでいってしまい、各メーカーの違いを理解せずに家を建ててしまうケースは少なくありません。ここではまず家作りを始めるにあたって、たくさんあるメーカーからどのように選べばいいのか、また各社の構造的な違い、最後にオマケとしてざっくりとした費用の概要を説明していきます。
◼️ハウスメーカーや工務店の探し方
さあ注文住宅を始めようしたとき、まず頭に浮かぶのはハウジングセンターを回ることではないでしょうか。ピカピカで立派なモデルハウスが立ち並び、見てるだけでとても楽しい気持ちになります。CMでよく目にする大手のハウスメーカーが軒を連ね、どれも大豪邸です。各社、技術力やデザインが素晴らしいため、選ぶに選べません。1つのハウジングセンターだけでも10社以上のメーカーがあって、ここを回るだけでもへとへと、、もうこの中から選べばいいかという気持ちになってしまうことも多いと思います。ですが、ちょっと待ってください。ハウジングセンターに出店するようなメーカーは基本的に大手ハウスメーカーばかり。CMの広告費やモデルハウスの維持費はバカになりません。よく耳にするメーカーはたしかに安心感がありますが、そういった費用を負担するのは施主の皆さまです。数百万円の差が出てしまうので、安心だから大手でいいかと決めてしまう気持ちを少し我慢してください。
私のおすすめの歩き方ですが、ハウジングセンターを回るのはメーカー選びではなく、デザインや最近の住宅設備を勉強する目的にしてもらい、ある程度自分の建てたい家のコンセプトが固まってきたら、中堅どころのハウスメーカーか地域の工務店を探してみてください。実は大手ハウスメーカーで家を建てると言っても、実際の作業は地域の工務店さんに外注していて、大手ハウスメーカーの大工さんが家を建てているケースはレアです。ハウスメーカーを通すことで中間マージンを取られてしまうだけで、品質は地域の工務店さんで建てるのと変わりません。
ハウスメーカーの話を聞いていると、すぐどの地域をお探しでしょうか。と聞かれるかと思います。営業さんは土地を紹介できれば契約を早めることができるため、素直に答えてしまうと次々に土地の紹介の連絡を受けることになります。物は試しと紹介されるがままに見学して、たまたま良い物件と巡り合ってしまうかもしれません。もうこれ以上条件の良い土地には巡り合えないかもと焦ってしまい、ハウスメーカー選びを途中で断念し土地を抑えるために早々と本契約をしてしまうのが良くあるケース。私からのアドバイスは、土地探しはハウスメーカーを3社ぐらいまでに決めてから行うようにしてください。個人で土地探しを始めること、早い段階でハウスメーカーから土地の紹介を受けることは避けたほうが良いと思います。勉強不足のまま、不動産会社やハウスメーカーの営業さんの言われるがまま契約してしまったり、逆に断ったとしても、逃した魚が大きく感じ、次に同じ条件以上の土地が出るまでなかなか買えなったり、本来大事な家作りが疎かになってしまいます。
メーカーが3社ぐらいに絞れたら、土地探しを営業さんと一緒に行いましょう。良い土地が見つかれば、それぞれのメーカーに見積図面を書いてもらってください。基本的に無料で図面は書いてくれます。その際、例えば外構工事(※ハウスメーカーとは別で契約するため)は200万円にするとか、太陽光は5kW載せるとか、見積条件を合わせることが大事です。同じ条件で図面を書いてもらうことで、間取りの提案力やコストの比較ができ、最後の1社を選びやすくなります。ここで土地を営業さんたちに見てもらうことで、実際に建物が建てやすい土地なのか追加費用が発生しないのか確認できます。間違っても先に個人で土地を購入しないように注意してください。追加で数百万円もかかる工事が必要だったり、家がそもそも建てられない土地であったりと、安い土地には必ずトラップがあります。
◼️ハウスメーカーの種類
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