【感想】西林克彦『わかったつもり 読解力がつかない本当の原因』
【概要・要約】
「わかった」思い込むが、実際には読みが不十分である、「わかったつもり」について分析し、その原因や対処法を述べる。不十分な理解だと振り返ってわかったとき、自分は「わかったつもり」であったことに認識するのだ。
これへの対処法として、自分は「わかったつもり」でいるのだと認識しておく必要がある。文脈から具体的な意味を結び付けて考えることをあげるが、その一方で、ときには文脈が理解の妨げとなることを述べる。文章を読んだ解釈は整合性をもつ必要があり、その検討を通して読解を深