1984年を読んで
1949年、ジョージオーウェルが発表したSF作品、1984年。
こんなにも恐ろしい小説があるだろうか?
横溝正史大賞を受賞した皆さんが束になってかかっていっても敵わないと思われる圧倒的な寂寥感を伴う、渇いた、作品。
物語の流れや解釈には、僕なんかより秀でた諸先輩がたにお譲りします。
ちなみにジョージオーウェルは46歳、今の僕と同じ歳で亡くなっています。
反ユートピア小説、と一言で語るなかれ。
人間の強さ、意思、愛、を試される作品。
とは言え人間は弱い生き物。
よく喧嘩では負けたことが無い、とダボラを吹く小僧がいますが、ワタクシ暴力のボの字も知りません、と言っているようなもの。
かく言う僕も弱い人間。
ジョージオーウェルと同じく、ある意味アッパーミドルクラスに生まれながら、意地と根性で芸人として粋がってきた17歳から25歳までの日々
粋がってはいないものの、今でも強がっては生きている。
この世界は群雄割拠。
時には、頭の回転も知識量も身体的表現と、どれを持ってしても敵わない強敵と時を同じくすることも。
そんなバケモノを前に、本当の僕は泣き顔。
しかし強がる僕は、ポーカーフェイス。
何故だかわかりますか??
僕と言う芸人を楽しみに感じてくれているお客さんが1人でもいたならば、弱ってるところなど、みせらんねぇのが芸人の意地。
喧嘩を前にプロレスラーが芋引けないのと同じこと。
そこには売れているとか売れていないとかは関係なくて、絶対的な個の世界。
自分でも自分を弱いと思う。
しかし、人を想う僕は結構強いんです。。
あれ?1984年どこいったっけ??
ハウス加賀谷