映画 ラブライブ! The School Idol Movie 三体Ⅲ 死神永生 風味 忠実映画レビュー
まず初めにお断りをしなければなりません。
ラブライブ!には熱い魂を胸に宿したファンが多く存在している事を知っています。
何故ならこの僕もその末席に連なる1ファンであるからです。
誇張でも何でもなく、この20年で全話を拝見したアニメはラブライブ!だけであり、今も尚ベストアルバムはヘビーチューンで現在も聴きながら書いています。
果敢に挑戦することを厭わない、少女たちには敬意を表します。
なるべく本来のキャラクターから遠ざける意味から、キャラクターの本来の表記ではなく、片仮名表記とさせて頂くことをお許し下さい。
しかしこのコーナーの趣旨は『忠実映画レビュー』であります。
最後まで悩みましたが、『μ’s』の名称だけは本作通りであることもお許し下さい。
それでは行ってみましょう、映画ラブライブ! The School Idol Movie 三体Ⅲ 死神永生 風味 忠実映画レビューです!
物語はとある公園で、集団幼児退行を起こした、ホノカ、コトリ、ウミの3人が、有害図書ポストから盗み出した『実話時代ルネッサンス グラビア特大号』の袋綴じを木の枝で突き、破るところから始まります。
その公園に置いてある3本のドカンに腰掛けていたジャイアンが下卑た笑いを浮かべたその時、天空から鉄槌のような雷がジャイアンの頭頂部に撃ち落とされます。
版権の問題でその後の展開をサンライズから剥奪されたジャイアンは有機溶解。
腰掛けていたドカンの中に打ち捨てられていた圧力鍋の中で高電圧からのこじつけで量子もつれが発生してしまう。
圧力鍋内で起きた量子もつれはアドリブを嫌う監督のコントロールを離れ、公園の中で3次元展開を始めてしまう。
次々とトランプを捲るように広がりをみせた3次元展開は、ホノカ、コトリ、ウミを巻き込み、尚パラパラと展開していたその時、午後5時のチャイムが鳴り響く。
するとそれに合わせて、まさに家路を急ぐかのように、今まで拡がり続けていた3次元展開が、VTRを巻き戻すように元の圧力鍋の方向に折り畳まれて展開を閉じていき、一本の薄い光の糸のようになると、そのまま高次元展開に発展し、3次元存在である我々からは目視することが出来なくなった。
その後、この世界の最高権威である東京ガス神田営業所課長補佐の木下の調査で、3人の少女を内包した高次元存在は11次元に留まり、シュレティンガーの猫のように、この3次元においては、いると言えばいるけどいないと言えばいない、と言う全ての政治家には羨望の的のような存在であり、この高次元存在は内包されてしまった少女たちがエロ雑誌を読んでいたことから『痴子』(ちし)と呼ばれるようになった。
卒業を控えたスクールアイドルμ’sの残りのメンバーは、痴子となったメンバーを恥とは思えど心配などは一切せず、侠気坂学院の理事長であり、日本マイルーラ普及協会の会長も兼任する江田島平八郎の薦めもあり、NY(野村義男)に逃亡する。
NYでひょんなことからストリートシンガーに身をやつした、ナンシーシナトラと出会う。あのフランクシナトラの長女の無残な姿に同情したμ’sは、世界最先端の感性を持つストリートチルドレンの為に即興のステージを披露すると、ストリートチルドレンからその様子をトバシのスマホで撮影され、porn hab にアップロードされてしまうが、帰国した日本でporn hab 観ました!と続々と声を掛けられ、ちょっと天狗になる。(実際天狗になったのはリスナーの方であるが)
侠気坂学院に帰ると予想通り江田島平八郎からporn habの件で揺すられる。内申書に書かれたくなければアキバドームでやる江田島平八郎の買取興行である格闘技イベントに無償で花を添えろと言うのである。しかも痴子となったメンバーを入れたフルメンバーで。
メンバーはそれぞれ、卒業後は国際キリスト教大学なんかに行って海外特派員とかあわよくば女子アナに、、などと基礎物理学をぶち壊すような砂上の楼閣を本気で考えていたので、いつも通りよく考えずに『はい!やります!!』と早速空手形を発行。
しかしいくら考えても痴子となったメンバーをどうしたらいいか分からないうちに本番当日。
本日のメインイベントである、スティーブウイリアムス対ビッグバンベイダーの目突き金的のみルール試合のオープニングアクトを任されていた。
『早く動けば9人に見えるよ!』という意見に落とし所を見つけたμ’sはあまり痴子のメンバーの事は考えずにスタンバイ。
イントロ。
Aメロ。
Bメロ。
これからサビと言うところで始めてμ’sに焦りが走る。。
サビは全員で歌うのがこの曲の見せ場だった。。
時すでに遅し、Bメロも終わりに差し掛かる。。
その時!!
ステージ中央上空にて閃光が迸る!
アキバドームの構造上、ステージ下手には入場前のウォーミングアップを済ませたスティーブウイリアムスが。ステージ上手にはウォーミングアップを済ませたビッグバンベイダーが控えていたのである。タンパク質を過剰摂取するアスリート特有の強烈な体臭を放ちながら。。
11次元存在の痴子となった後も、痴子は常にメンバーとともに存在していたのである。しかし上手下手から発せられる体臭がステージ上空でブレンドされ、痴子は11次元状態を保てなくなったのである。
痴子の低次元展開が始まった。
その時、痴子のすぐ横に一匹のハエが飛んでいたことが惨事を呼んだ。
10、9、8、7、6、、、と痴子の低次元展開が始まった。横にいたハエのDNA情報を取り入れて、、
ステージ上空の空間がたわみ歪みながらステージ中央に少しずつ降りてくる。少しずつ3次元存在としての質量が現れ始めたのである!
それはヌルリと体重を移動させながら、グチャリとステージに落ちて来た。
本来であれば、ホノカ、コトリ、ウミ、が現れるはずであった。。
しかし今ステージ中央にいるのは、、
キメラであった。。。
正確にはキメラとさえ言えない、ホノカ、コトリ、ウミ、それにハエを混ぜた4つの頭部を持つ、肉塊であった。。
パニックを起こすμ’s、観客。
運営が慌てて緞帳を下ろす。
しかし緞帳も肉塊に引っ掛かり、完全には閉まらず、肉塊を覆うにとどまった。
その時である!!
タケモトピアノのメロディーが鳴り響き、巨大な財津一郎が現れた!
実はこの肉塊を覆った緞帳は、空海が比叡山に入山する際、身に纏っていた布。すなわち聖骸布だったのだ。
そしてどう観ても財津一郎にしか見えないこの男こそ、56億7千万年後に降臨すると言われている『弥勒菩薩』そのものなのである。
弥勒菩薩の神々しい声が響く。
『電話してちょーだーい♫』
するとステージ上のあらゆる汚れたものが消えた。
ハエとキメラ化していた3人も元通りになっていた。
弥勒菩薩はμ’sに語りかけた。
『ブッダ、ブレス、ユー。』
曲のイントロが再び鳴り響き、μ’sはμ’sを謳歌したのだった。。
観客の目もμ’sに釘付けになっていた時、コーナーポストに止まっていた先程のハエが、高次元展開して消えた。
めでたし、めでたし。
ハウス加賀谷
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