興味の赴くままに
このコロナの騒ぎが始まったくらいから、Twitterを使わせていただいております。
そしてみなさんと交流が持てればと思い、週に二回ほど、ツイキャスにて生配信をしています。
そんなツイキャスの前回の生配信時に、みなさんからのコメントの中に、どこにそんな知識が詰まっているのですか?という旨のコメントがありました。
その時は他の方のコメントもありましたので、きちんとお応えできなかった為、ここで少し書かせていただきますね。
基本、僕はモノを知りません。
社会のことも育児の苦労もよくわかりません。
また何か知っているようにお感じになることがあっても、本当にそれを生業にしているような方々からみれば、宇宙の仕組みが分かった気になっている幼稚園児のようなものでしかありません。
Twitterでも僕が発信することより、みなさんに教えていただくことのほうがはるかに多いです。
ただ唯一の救いは、僕は大してモノを知らないということを知っている、ということです。
これを読んでみなさんは既視感に襲われてはいませんか?
そうです、このお話はソクラテスという頑固ジジイの、無知の知、と言われているエピソードに似てなくもありませんね。
しかしこれはあくまで僕の見解ですが、ソクラテスが初めて、この無知の知に気づいたかのように言われていますが、じつはこの程度のことはアテナイでなくとも市井の人だってわかっていた、簡単なことだと思っています。
ソクラテスは著作を残していませんので、全てはプラトンからの引用になってしまいますが、僕には偶像化をすすめるためのエピソードにしか思えません。
市井の人々は、馬鹿ではありません。
世に言われる識者と市井の人々との違いは立ち位置くらいです。
元々識者も最初は市井の人なわけです。
にも関わらず、一部の識者紛いの人は、一流の人物の仕事術、みたいな本やら文章を平気で出します。
役にたつこともあるでしょうが、これらの正体は全て、知らないアンタにこの値段で教えてあげる、という貧困ビジネスに他なりません。
愛すべき市井の人々、貴方がたには、識者と呼ばれている人たちを軽く凌駕するポテンシャルを秘めているのです。
これからも興味の赴くままに、好きなモノを見、好きなモノを読んでください。
貧困ビジネスの罠はそこかしこにボコボコ仕掛けられているのですから。
ハウス加賀谷