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過去を後悔しなくなった方法〜夫編〜

わたしは今33歳です。今年の初め頃まで過去を後悔して否定してどうしようもない気持ちでいました。すごくしんどかったので、夫の考え方を聞いたり、ネットで検索したりして考え、今はそれなりに過去の自分を肯定できるようになっています。そう考えられるようになった過程を書きます。

なにを後悔しているか

過去といってもどこから後悔しているかというと、高校2年生ぐらいのときの行動から後悔しています。

  • もっと勉強すればよかった

  • 部活ばっかりやってないで将来なにがやりたいか考えればよかった

  • 本当に理系に進んで良いかもっと考えればよかった

大学に進んだあとのことも、後悔していました。

  • 地元を離れなければよかった

  • 部活やバイトばかりに時間を使うんじゃなかった

  • 理系に進むのではなかった

就職してからも

  • 大学の専攻だけのイメージで決めるんじゃなかった

  • 不得意なことなのにがんばるんじゃなかった

と、ほとんどすべてのことに対して後悔していました。周囲の期待に応えようと、自分の気持ちを考えないまま、進路を選んできたと思います。

31歳のときに転職した職場で涙が止まらなくなってしまい、そのまま休職、退職し、無職になり、毎日ただご飯を食べるだけの生活をしていた期間がありました。無職は暇なのでこれまでのことを思い起こします。すると後悔、後悔、後悔ばかり…。これまでの人生やってきたことは何の意味もなかった、なんにも繋がらなかった、結局いまわたしは無職だ、我慢してがんばっていたのは何だったのか、と虚しくなってしまい自分を責めていました。

「わたしの人生失敗だった」
「キャリア形成に失敗した」
と夫に嘆きました。

夫の考え方①

「人生に失敗も成功もない。それがその人の人生だったというだけ。生きているだけで人生である。」

人生に失敗も成功もないなんて、考えたことがなかったです。失敗しないようにしようといつも考えていたと思います。失敗も成功もない、ただ人生があるだけという考え方はフッと肩の力が抜けて楽になります。

夫の考え方②

「そのときの判断はそのときの自分が最善を尽くして判断したのだから、それでいい。」

すごく小さな話ですが、こんなことがありました。ピザをネットで注文し支払いを済ませたあとで、家の中からピザの割引クーポンが出てきたのです。わたしはめちゃくちゃ残念に思って、後悔しました。でも夫は平気な顔をしています。

ピザを注文したときはこの値段で買うと判断して注文ボタンを押したのだから、それでいいというのです。

進路の話に置き換えます。自分の選んだ進路を後悔してしまうのは、今のわたしであって、今のわたしはいろんな知識をつけたり経験をしたりして過去とは変わっています。今だから後悔してしまうだけで、進路を選んだときは、そのとき最善を尽くしたはずだから、それでいいのです。

つづく。

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