正解?不正解?
夫と話しているとわたしの考え方のくせに気付かされます。わたしは0か100かという極端な考え方をしてしまいます。成功か失敗か、正解か不正解か、白か黒か。でも物事はそうではなく、グレーのグラデーションであることが多いと夫は言います。
中でも、「正解はない」ということに衝撃を受けてしまいました。わたしはずっと正解を求めて、探していました。進路を選ぶときも、これが正解だろうと思うものを選んできました。
医療だって正解はないのだそうです。確かに、どんな医師を選んだかで、なされる治療も違うのかもしれません。例えば、虫歯になって歯が痛いとき、歯を抜くか削るか神経を抜くか、医師によって判断は変わるかもしれません。
こう考えると、確かに正解はないよな、と思うのに、なぜか世の中には絶対的な正解があって、それを選ばないといけないとずっと思っていました。
きっと学校教育の中で、正解か不正解かしかないように思い込んでしまったのだと思います。
・勉強だけじゃなくてスポーツもやることが正解
・実家を出て一人暮らしをすることが正解
・彼氏をつくることが正解
・この会社に就職することが正解
こういうときの「正解」は自分の外にあるものだと思っている気がします。自分はどうしたいのか、という内側から湧き出る「こうしたい」ではなく、外側にある「これが正解」。そんな正解を求めても幸せに生きていけなさそうです。
「転職の魔王様」というドラマがあります。小芝風花がめちゃかわいくて、成田凌がかっけえドラマなんですが、転職エージェントの魔王様(成田凌)が求職者に対して言うセリフに「そんなこと、自分で決めてくださいよ。大人なんだから。」というのがあります。転職するとき、他者から「これが正解だよ」と言ってほしい人が多いのだと思います。そうではなく、自分はどうしたいのか自分で決めていくのが大事なんですよ、ということが言いたいのだと思います。
自分の外にある「これが正解」というのではなく、「自分なりの正解」を見つけることが重要だと思います。自分の心の声を聞いて、どうしたら自分が幸せかという「自分なりの正解」に自信が持てれば、最強です。
ジェーン・スーさんがラジオなどで「50代になると人生の答えあわせができるよね」とよくおっしゃっています。人生の答えとは?と思いますが、その人なりの正解はその人が幸せかどうかでわかるということでしょうか。
自分の心の声を極度に無視し続けるとうつ状態になってしまう、ということもありますね…。
自分なりの正解、自分で決める、ということを意識していきたい、という話でした。
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