見出し画像

ハウスメーカーの設計士が思う「こんなお客様は嫌だ」シリーズ〜3選〜

ご契約いただいたお客様とのお打ち合わせが始まると、毎回新たな発見がある一方で、過去の経験から「このパターンはちょっと…」と思うことも少なくありません。今回は、実際に遭遇した「こんなお客様は嫌だ」シリーズを3つご紹介し、その理由と改善策について考えてみたいと思います。

パターン①「自分でも間取りを書いてきたんですよ〜!」

このパターンでは、お客様が自分で考えた間取りを持参されることがあります。もちろん、自分の理想を形にしようとする姿勢は大変素晴らしいのですが、実際には計画している敷地に収まらないことが多いのです。

最初に「これを入れたい!」と強く決め込んで打ち合わせに臨むと、設計士とのやり取りは次第に厳しくなります。敷地や予算の制約に合わせるために、どんどん要望を削っていく必要が生じ、打ち合わせが苦痛に感じられてしまうのです。最初に持っていた夢や希望が次第に薄れていく様子は、お客様にとっても辛いものです。

改善策: まず、最初は「適当で良い」と考えてみてください。無理に完璧な間取りを考える必要はありません。設計士がしっかりと引き出してくれますので、今の住まいの不満や改善点を客観的に知ることが重要です。理想の生活と実際の生活の要望は異なることを理解し、設計士に自分の生活を伝えることが、より良い家づくりの第一歩です。

ここから先は

1,005字

¥ 250

期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?