不倫の犯罪化とかつての姦通罪

通常、犯罪学の現状では、犯罪は、減らす方が望ましいという、非犯罪化が普通になのだけれど、これだけ世の中がひっくり返るとなれば、いっそのこと、「不倫」なんて曖昧な位置付けにせず、婚姻外の男女関係については、犯罪とするというのもありなのではないかと思うわけです。元々は、戦前の刑法に存在した姦通罪が参考になるのです。これは、夫のいる女性が別の男性と関係を持った場合に、罪になるというもの。はっきりしないけれど、相手の男性も共犯成立なのかと。
問題は、この姦通罪、女性の場合だけで、男性がやった場合が無い不公平な犯罪類型だということで、新憲法の下で削除されたという経緯があります。
この時、男性も処罰する規定を作るという方向でバランスを取るという選択もあったと思うんですが、半世紀以上経過して、モラルが強固になったのか、それだけの批判が集まる行為だということになってるように思えます。でも、立法府が動くことが無いんでしょうねえ。権力志向の強い人は、あっちも強いしらしいので。なんてね

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