何年別居したら、離婚できるか。

特に不貞や、モラハラなどの有責性のない配偶者からの離婚請求については、破綻といえるかどうかの判断にかかってくるので、別居後概ね3年を目安に離婚が認められる。というのが、だいたいの弁護士の認識だったと思うのですが、少し前に、大阪高裁で、別居7年なのに、離婚請求を棄却した判決が出たとのこと。
高裁の判決だけに、少し認識を改めないといけないかと、焦って、珍しく判例タイムズを取り寄せてチェック。Amazonで買えるなんて、便利だなぁ。しかし、コレは、いわゆる事例判決の類い。とにかく特殊なケースなのですね。ほぼ単身赴任の状態で介護の必要な親を置いて家を出て、そのまま離婚の協議もせずに7年経過。
まあ、悪意の遺棄と言った方が良さそうな事案。生活費を送ってたらそうは言えないのかもしれないけど。
あまりさんこうにはならないケース。でも、勉強としては良いでしょう。

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