弁護士って、正義の味方じゃないんですか!?
たまに投げかけられる問い。
この正義って、オレの嫌いな言葉。正義の対義語は、他の人の正義だと思うし、絶対的正義なんて無いと思ってる、価値相対主義の人間なので。
とすると、弁護士は依頼者の味方としか言えない。で、一旦依頼者になってもらえば、より多額の着手金で寝返るようなこともないので、お金の味方ということもない。
結局、先に相談して、先に依頼者になった方の勝ちかと。だから、弁護士の足りなかった時代は、顧問契約なんてやって、日常的に弁護士を囲い込んでおくことに意味があったのですね。
で、冒頭の問いというか、クレームは、相談の段階で、その請求はむずかしいという説明をしている時にぶつけられるパターンが多い。法律がそうだという説明なんだし、単に形式的に説明するだけでなく、もちろん、何とかできないかと考えつつの結果なのである。それならそれで、弁護士がついて処理するとこれだけ費用かかりますが、得られる結果はこれだけの可能性も、と進むと、結局はお金なんですね。と言われる。薬がいくらかかって、五年生存率がどの程度みたいな話なんですけど、病院だと、医療保険あるから、そのあたりはラクかもしれない。