当然二人
この前、職場の人が「子供は当然二人は欲しい」とニッコニコの笑顔で言っていて、私は何というか、驚いた。その人は二十代で既に一児の父で、これから二人目を、と言う話だった。
このご時世にとても良いことなんだと思う。でも違和感があるのは何でだろう。それを考えていて思ったのは、私はそう言う場に遭遇したことがかつてないからだと思った。
私の周りの人は、特に今でも付き合いのある友人、知人は、かなりの確率で結婚や子供に関しての悩みがある、もしくはあったように思う。そもそも恋愛や結婚をしない、結婚しても子供は持たない、晩婚、高齢出産などなどだ。
ちなみに親友に上記の話をしたところ、「うわやだー!」と言っていたので概ね同じ感覚なのではないか。私はその人を知ってる都合もあるし、嫌だとまでは思わなかったけれど、感覚としては、なんか分かる。
これは何でだろう。結局類は友を呼ぶのか?ちなみに職場では20代だろうとほぼ既婚で、子供がいる人が多い。まぁそれぞれに悩みはあるのだろうけど、何か住む世界が違うんじゃないかと疑う。別に優劣があるわけではなく。この根本的な理由は私は分からないままなのだけど。
あと単に「あなたが産むんじゃないよな?」と思ったのもある。もちろん奥さんが全く同じ考えで、かつ、産むことに何の不安もないですよー!体調面でも心配いりませんよー!てなら構わないんだけど。でも妊娠や出産てそんなに簡単なものではないのでは?良いところだけ見て「当然」とか言うならなんかもやっとする。
私や私の周りの人たちが考え過ぎなんじゃないかと言われればそれまでだけど、少なくともそのポジティブさは誰かの(つまり私の)心を抉るものでもあった。と言うお話。