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キーワードは写真、旅行、建築、イラン、茨城。 創作について書いたり日常を書いたり。 よろしくお願いします。

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最近の記事

ゲルメズ通信二号

私が本棚オーナーをしているシェアベースmigiwaさんで配布している『ゲルメズ通信二号』を公開します。今回はイランのお話などと、先日お気に入りのぬいぐるみたちを人形供養に出してきた連作十首をお送りします。 お楽しみください!少し切なくなってください! ちなみにmigiwaさんホームページ出来ました。 https://migiwa-mito.com/ #migiwa

    • ゲルメズ通信一号

      この度水戸にある私設図書館migiwaの一箱棚主になりました!茨城大学も近い場所で短歌を広められる一拠点になればと歌集をメインに置かせていただいています。 そして!一ヵ月に一度「ゲルメズ通信」というものを発行しようと思ったので、migiwa さんに行けばもらえますが、そういう人ばかりではないと思うので、こちらのnoteで公開します。 ぜひ楽しんで行ってください! ちなみにmigiwaさんnoteもやっており、 ですね。こちらも要チェック! ゲルメズ通信はこちら↓

      • 祈られる重さ

        先日、母にこう言われた。「お母さんはね、神社行ったら真っ先に『智子が無事嫁げますように』と祈るのよ。」と言われた。正直、何て重い…と思った。けど複雑なのが、もし私が結婚にあまり興味がなければ「私そういうの必要ないから」と言えたけれど、私は正直結婚がしたい。もちろんそれが目的ではないけど、生涯のパートナーは欲しいと思っている。母もして欲しくて私もしたいのに出来てないのだ。 そういえば、去年亡くなった叔父は、「智子は結婚しないのかなぁ」「智子は良い人いないのかなぁ」とたまに溢して

        • 当然二人

          この前、職場の人が「子供は当然二人は欲しい」とニッコニコの笑顔で言っていて、私は何というか、驚いた。その人は二十代で既に一児の父で、これから二人目を、と言う話だった。 このご時世にとても良いことなんだと思う。でも違和感があるのは何でだろう。それを考えていて思ったのは、私はそう言う場に遭遇したことがかつてないからだと思った。 私の周りの人は、特に今でも付き合いのある友人、知人は、かなりの確率で結婚や子供に関しての悩みがある、もしくはあったように思う。そもそも恋愛や結婚をしない、

          残しておきたい。休職編

          休職をすることになった。 私はやっぱり弱いのだなぁと自分に絶望した。 でも体調を崩したのは確かに私も悪いけど、 全部が全部私のせいじゃない。 考えれば考えるほど、 蔑ろにされた立場を思う。 私が主体になって作ったパンフレット、 何故か私がいない会議で、でも私の後ろのテーブルで、関係ない正職員さんたちがにこにこと並び、その評価を聞いているのは話す方も聞く方も、どういう気分だったのだろう。 思い出すだけで涙がほとほとと出る。 異動してきて一年目の、私より十以上若い女性職員さ

          残しておきたい。休職編

          LINEを通したコミュニケーションから見えてきたもの

          LINEを送る上でその人との距離感や関係性によって態度や感じ、内容の深さなどが変わってくるのは当たり前だと思うのですが、基本とするその人に対する尊重みたいなものって変わらなくないですか?相手が一個人の人間だと言うことを認識してるかどうかみたいな話です。 例えば、「職場の飲みがどうだったか」と聞いたAさんには面倒臭いからって「特に何も〜」と言うのと、Bさんには「いや〜課長が◯◯さんいじり出しちゃって〜なんたらかんたら〜」みたいに言うのはあまりにもAさんに対して失礼じゃないかとい

          LINEを通したコミュニケーションから見えてきたもの

          伯父のはなし

          伯父が亡くなった。79歳だった。終戦直前の生まれだ。晩年、難病にかかってみるみる衰弱し、母は大層心配していた。あまりに電話するので、伯母がよく思わないんじゃと私も心配した。 伯父は母の長兄だ。母にも父にも兄弟は何人かいるが、みな仲が悪いか疎遠かで(父に至っては最近まで行方不明者がいた)、一番頼りにしていたし付き合いがあるのがこの長兄夫婦だった。夫婦は結婚が遅かったからか、子供もいない。だから私たち姉妹はとても良くしてもらった。小さい頃から可愛がってもらったし、姉の結婚式でも、

          伯父のはなし

          仕事と趣味とライフワーク

          私の活動には大きく分けて3つの種類がある。 ①まず仕事。お金を得るための手段。多分ここが一番うまくやれていない。最近は頑張っていきたいと思っているけれども。 ②趣味。音楽を聴くとか、映画を観る、とか、単純に旅行そのものとか。生きがいにもなるけれどライフワークよりは弱い。 ③ライフワーク。短歌と写真。引いては作品を発表したり冊子を作ったりするクリエイティブな活動。旅行は趣味だけれど旅行記を作るのはライフワークだったりする。これは強い生きがいになる。 このバランスというのは人そ

          仕事と趣味とライフワーク

          常識のゆくえ

          職場で飲み会を企画した。 私が、職場の人ともっと仲良くなりたい、コミュニケーションをとりたい、と思って言い出した。 仕事の話をするのも微妙だったから明らかな上司的立場の人は呼ばなかった。 限りなくフラット、に近いと思うがしかし職場の人は職場の人、距離感が難しい。 思えば私はこんな企画したことない。発端は私が職場でうまくやれてない、と母にこぼしたところ、「飲みにでも行ったら!」と言われて「それだ!!」と思った。しかしそのなんと難しいこと。 我が課は普段異様なほどシン…としている

          常識のゆくえ

          オレンジジュースの悪夢

          久しぶりの投稿がこんな内容で申し訳ないと思う。 悪夢を見て起きて今5時、なんだか夢の内容と私の心に引っ掛かっているものを書かねば、という気になった。 夢の内容はこうだ。 私はオレンジジュースを片手に街を歩いている。 飲食店を探しているがどこも空いていない。 スナックやバーなどの類も寄ってみるが空いていない。 すると一人の店員さんが言う。 「オレンジジュースを持って入られたら困りますから」。 私は何故かイライラしている。 オレンジジュースがいけないのかよ、イライラ。 でも待

          オレンジジュースの悪夢

          空白の期間の短歌34首

          日記から次の日記を書くまでに詠んだ歌一覧(後ろに詳しく記載) 正確には3/21~5/31までの短歌 3/21 纏う香を耳鳴りのように放てば良い 春を侵食させる梅たち 3/22 間違えた分銅みたい関係の悪化は些細なものだったのに 3/24 この手にはほんとはでかい花束があってわたしは泣いてたんだよ 3/26 生き残れば何でも良いさ(本当はそうはいかない)目玉の邂逅 3/27 玄関で崩れるように泣いたこと 指先に残る後悔を見せて 3/28 MADE IN TURKEY

          空白の期間の短歌34首

          うまくなるとは

          短歌の修行、と言う文字列を見た。 修行……結構慄いてしまう。 まぁ私も百首会とか好きだけれど。 前に書いて結構話題になった私のnote記事があったが、消してしまったので少し話が被るが私の話をする。 私は今年で短歌を始めて13年目だが、1年離れたので歴は12年。 でも、7〜8年目までぼーっと過ごしていた。Twitterをあまりやってなかったと言うのもあって、競争にさらされず、人にあまり嫉妬したりもせず、ゆるーくやっていたのだ。この頃も賞に出したりはしてたので、「うまさ」を意識

          うまくなるとは

          ガーランドはもうない

          つくばへは一ヶ月に一回、多いと二回くらい行く。 高速が嫌いなので下道、二時間かかるし、びっくりするような田舎道を通る。 たぬきが出るような田舎道だ。 その田舎道に、車修理の店があって、昔ガーランドがかかっていた。 でも今はない。 『舞う国』にはガーランドの歌がある。 敢えてここでは書かないけど、これはそのガーランドに着目して詠んだ歌だった。 それはある歌会に出したことがある。 すごく豪華なメンバーの歌会だった。 有名になるって何だろう。 てんで自分には縁がないように思え

          ガーランドはもうない

          歌友、ともだち。

          短歌の世界ではよく歌友と言う言葉を聞く。 私も使う。 人によって異なるかもしれないが、 大体短歌と言う共通の趣味や好きなものがあっての友達、と言う意味合いだ。 しかしたまに思う。これと普通の友達との差異は? 確かにあまり歌友相手に恋の話や仕事の話をするとかはあまりやらない。ひたすら話すのは短歌の周辺話だ。 そのあたりにはうっすらだが線引きがある。 人によっては線引きがなきゃとてもとても!と言う人もいるだろう。 だけど私には現に何でも話す歌友がわずかだがいて、これはもう友達だよ

          歌友、ともだち。

          私が歌集について思うこと

          去年、第二歌集『舞う国』を出した。5000円くらいしかかからないネクパブ・オーサーズプレスさんから出した。当時もう短歌を辞めたい気持ちでいっぱいだったので、謹呈はほとんどしなかった。30〜40部くらい。当然あまり話題にはならなかった。 私は結構悔やんでいて、こう言う中途半端なことをするなら、完全に私家版歌集として出せば良かった、と思っている。私家版で出した方が断然単価が安く出来(多分『舞う国』の半額くらい)、文フリや一箱本棚系で結構手に取ってもらえるように思うから(もちろんそ

          私が歌集について思うこと

          月刊旅短歌①

          お待たせいたしました、 以前応募いただいていた「月刊旅短歌」の評を公開します。 数が少なかったので結局全部書かせていただきました。 それでは早速。(敬称略) 皿そばのお薦め店を聞きながら出石城下を俥夫に曳かれる / 雨虎俊寛 確かに、ご当地の情報を聞くなら俥夫さんに聞くのが良いと言いますね! 私は出石には行ったことがないのですが、人力車が出ているぐらいならきっと素敵なところなんだろうな……皿そばもおいしそうだし。とすごく旅の情景や進行が目に浮かび、期待が高められる一首だと

          月刊旅短歌①