養生訓 巻第四 慎色慾 鳳凰堂流解釈⑥
原文を現代文に改変
情欲を起こさずして、腎氣動かざれば害なし。もし情欲を起こし、腎氣動きて精気を忍んで漏らさざれば、下部に氣滞りて、瘡痕を生ず。早く温湯に浴し、下部をよく温むれば滞れる氣巡りて、鬱滞なく、腫れ物などの憂いなし。この術また知るべし。
鳳凰堂流意訳
情欲を起こさず、腎氣も動かなければ害は無い。もし情欲を起こし、腎氣が動いても、精気を我慢して漏らさなければ、下部に氣が滞り、瘡痕ができる。
このような場合は、できるだけ早く温かいお風呂に入り、下半身を良く温めればその気滞は巡って鬱滞することなく、腫れ物などができることも、憂う事もない。
この術も知っておくと良い。
鳳凰堂流解釈
情欲を意識して起こさない事は難しいが、情欲が起きなければ腎氣の無駄な浪費もない。
起こってしまった情欲を無理に抑えると疣やできものができるというのは古来から言われていた事。
しかし、貝原益軒は温補腎陽によってこれを解消できると言っています。
確かに温補腎陽によってある程度の鬱滞は取れますが、情欲は更に大きくなると鳳凰堂流は感じている為、この点に関してはスポーツによる発散、解消の方が良いと考えています。