養生訓 巻第四 飲食下 鳳凰堂流解釈㉝
原文を現代文に改変
老人、虚人の食べるべからざるもの、
一切の生冷物、堅硬のもの、稠粘のもの、油膩のもの、冷麪、冷えて硬わき餻(もち)、餌(だんご)、粽(ちまき)、冷饅頭並びに皮、糯飯、生味噌、醴の製法宜しからざるものと冷えたもの。
海鰌(くじら)、海鰮(いわし)、海鮪(しび)、梭魚(かます)、諸生菓、皆脾胃の発生の気を損なう。
鳳凰堂流意訳
老人、虚証の人が食べるべきではないもの
あらゆるの生もの、冷たい物、堅いもの、粘稠性のもの、油っこいもの、冷麺、冷えて硬いもち、だんご、粽(ちまき)、冷たい饅頭やその皮、糯米、生味噌、甘酒で製法が良くないものや冷えたもの。
くじら、いわし、まぐろ、かます、様々な生菓子等は全て脾胃が生んだ気を損なう。
鳳凰堂流解釈
食生活指導や食養生の知識として大切なものを、あげてくれています。
この辺りの過食や常食があると慢性的に脾胃に負担がかかっており、季節の寒暖変化で病を発症する事があります。