養生訓巻第二総論下 鳳凰堂流解釈㊷
原文を現代文に改変
人の身は、氣を以て生の源、命の主とす。
故養生を良くする人は、常に元氣を惜しみて減らさず。
静かにしては元氣を保ち、動いては元氣を巡らす。
保つと巡らすと二つの者備わざれば、氣を養い難し。
動静その時を失わず、これ氣を養うの道なり。
鳳凰堂流意訳
人の身体は気をエネルギーの源、生命の主体としている。
従って良く養生する人は、常に元気を惜しんで減らさないようにしている。
静かにして元氣を保ち、動いて元氣を巡らせる。
保つ事と巡らせる事。この2つのが備わっていなければ氣を養う事は難しい。
動静がその時その時に適っているのが、氣を養う道である。
鳳凰堂流解釈
今まで書いてきた事をここで又一旦纏(まと)めています。
動く際には全身が協調して、力が抜けている必要があり、
無駄な動きはしない。
鳳凰堂流では、身体学として実践練習していますが、現代の人が失ったロストテクノロジー(学びなくしては得られにくいもの)です。
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