顔と心と身体(5)
小人形法
鳳凰堂流では、観相学を用いて顔全体の色と形を観て、その人の成長過程を類推した後、
小人形法で、五臓六腑の加減を診ます。
小人形法とは、観相学を簡明にしたもので、
眉を両腕、法令線を両足に見立て、鼻筋を体幹(脊柱)として五臓六腑の神経の流れを極小化した状態で診る方法です。
例えば、息苦しい毎日を送っていれば、肺は呼吸を制限し、心臓はやる気如何によって赤、白、焦げとなります。
我慢ばかりが続いていれば全体的には黄色、小人形法では鼻筋の真ん中辺りが黄色かったり、焦げていたり、白かったりします。
鼻中筋が薄く、色が青や黒ずんでいれば、
女性であれば子宮の問題を示唆していたりします。
ここまでが望面診(望顔面診)の簡単な説明になりますが、更に舌診、脈診、腹診、四肢の肌艶、原穴(ツボの一種)や他の代表的な経穴(ツボ)、症状等と擦り合わせた上で判断します。