養生訓 巻第四 慎色慾 鳳凰堂流解釈⑩

原文を現代文に改変

腎は五藏の本、脾は滋養の體なり。ここを以て、人身は脾腎を本源とす。草木の根本あるが如し。保ち養って堅固にすべし。本固ければ身安し。

鳳凰堂流意訳


腎は五蔵の根本であり、脾は滋養の根本である。ここから人の身体は脾腎が大本と言っても過言ではない。

草木に根っこがあるようなものである。この2つを保ち、養って堅固にすれば、身体は安定する。


鳳凰堂流解釈


腎は生命維持の為の機能全般を指し、脾は活動の為のエネルギー生産全般を指しています。
その為、脾腎が健康であれば人は健康を維持でき、脾腎を養う事が養生の根本となります。



養生訓巻第四慎色慾 鳳凰堂流解釈 終 

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