養生訓 巻第三 飲食上 鳳凰堂流解釈㊴
原文を現代文に解釈
生魚あざらけきに鹽を淡(うす)くつけ日に干し、一両日過ぎて少し炙り、うすく切りて酒に浸し食う。
脾に妨げなし。久しきは滞りやすし。
鳳凰堂流意訳
新鮮な生魚に塩を薄くつけ日に干し、1〜2日過ぎてから少し炙り、うすく切って酒に浸して食べれば脾に害はない。長く続けると気が滞りやすいので注意は必要。
鳳凰堂流解釈
生魚の具体的な調理法について書いています。
毎日やるような事ではありませんが、祭りやお盆、年末年始だけでは不足しがちな栄養を
五臓の負担なく摂取する方法の一つとして知っておくと良いです。