天星十二穴治雑病歌(3)
やっと経穴(ツボ)の説明に入ります。
原文は、
其一
三里膝眼下,三寸両筋間。能通心腹脹,善治胃中寒,腸鳴并泄瀉,腿腫膝胻痠,傷寒羸痩損,気蠱及諸般。年過三旬後,鍼灸眼便寛。取穴当審的,八分三壮安。
三里と言うのは膝眼(膝眼穴と言うツボもありますが、膝蓋靭帯の両側、ここでは外側を指してます)の下、膝眼から指を並べると3本分(これは骨度法と言うものですが、実際に触って筋肉と筋肉の間でズンと感じるところが良いです)。
良く心腹がパンパンに腫れて膨らんでいる状況を改善し、胃中の冷え、胃腸が音を立てて鳴り止まず下痢をしている、脚がむくみ、膝や脛が痛む、急性の感染性疾患で痩せる、虫が這うような感覚がある等、あらゆる疾患を治療します。
病んでから1ヶ月くらい治らなかったものには鍼灸がメッチャ効くで。
鍼は八分、灸は三壮にしときや。
と言うものです(途中関西弁になってしまいました。明確な意図はありません。)
以前高野山の帰りに同行した読谷村の医師が突然体調が悪くなった事から、足三里をその場で圧定する事約五分で、寛解されました。
前の日の飲みすぎに加えて山を降りるロープウェイ?が響いたのでしょうね。
もしかしたら、内関でも効いたかもしれません。
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