養生訓巻第一貝原篤信篇録 総論上 ⑤ 鳳凰堂解釈
[原文を現代文に改変]
ほとんどの人が生まれつき持つ天寿と言うものは長いと考えられ、
天寿が短く生まれついた人は稀である。
生まれつき元氣盛んで身体が強い人であっても、養生の術を知らない為に早世する人は世に多い。
又天性は甚だ虚弱で多病であっても、多病だからこそ、慎み恐れて保養すれば、却って長生する人もまた世の中にある。
この二つは世間一般にに多く存在する為、疑いがない事実である。
欲を欲しいままに身体を失うのは、例えば刀を以て自害するのと同じようなものである。
早いか遅いかの違いがあっても、身体を害する事は同じだからである。
鳳凰堂流解釈
鳳凰堂はこの点を身を以て体験しています。
頑張りすぎての怪我で、縫った箇所は三カ所、事故なども同じく自分の欲が過剰になり過ぎた結果、思考の転換をすべき時期にできず、行動で現れた結果だと感じています。