養生訓 巻第五 五官 鳳凰堂流解釈④
原文を現代文に改変
座するには正坐すべし。かたよるべからず。
燕居には安坐すべし。膝をかがむべからず。
又より床几にこしかけ居れば、氣めぐりて良し。
中夏の人は、常にかくのごとくす。
鳳凰堂流意訳
坐る際は正坐すべし。かたよってはいけない。
家でくつろぐにはゆったりと坐るすべし。膝をかがめてはいけない。
又床几にこしかければ氣がめぐって良い。中国の人は、常にこのようにしている。
鳳凰堂流解釈
中国は椅子文化、日本は畳文化。
文化の違いによりますのでどちらが良いとは言いがたいと思いますが、正座は膝から下が圧迫され、あぐらは傾きやすい為、合理的に考えれば床机(しょうぎ)に坐るのが良いでしょう。
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