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養生訓 巻第三 飲食上 鳳凰堂流解釈61

原文を現代文に改変
食後に湯茶を以て口を数度すすぐべし。口中清く牙齒にはさまれる物脱し去る。

牙杖(げじょう、ようじ)にて刺すことを用いず。

夜は温かなる鹽茶を以て口をすすぐべし。牙齒堅固になる。

口をすすぐには中下の茶を用ゆべし。これ東坡が説なり。

鳳凰堂流意訳

食後にお湯やお茶で口を数回すすぐと良い。

口の中が清からになり、歯にはさまったものが取り除かれる。

爪楊枝で刺すような事はしない。

夜は温かな塩茶で口をすすぐ。

そうすれば歯は堅固になる。

口をすすぐには中下の茶を用いる。

これは蘇東坡の説である。

鳳凰堂流解釈
蘇東坡と言えば、東坡肉(豚の角煮)で有名ですが、

この東坡肉も本来飢餓に悩んでいた人の栄養食として開発されたものと聞いています。

蘇東坡自身は中国の中央政権から追われた人。

それにも関わらず、人民の為にこのようなものを創る想いを治療家は見習うべきだと思っています。

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