養生訓 巻第四 飲食下 鳳凰堂流解釈⑤
原文を現代文に改変
朝食肥濃の物ならば、晩食は必ず淡薄に宜し。
晩食豊腴(ほうゆ)ならば、明朝の食は軽ろくすべし。
鳳凰堂流意訳
朝食で味の濃いものや油ものを食べたなら、晩食は必ず味の薄い物を食べるのが良い。
晩食の量が多かったり、味が濃ければ、明朝の食は軽るくすることでバランスを取るべきである。
鳳凰堂流解釈
1日の食事のバランス
味の濃いものや油ものは基本的に食べない方が良いですが、江戸時代でも食べる機会はあったようで、その際には一食のバランスは乱れてしまうので、1日24時間(当時だと十二時辰)を基準にバランスを取る事を推奨しています。
病の治療も施術後だけでなく、施術後1週間程度の変化で更に察しです。ますので(鳳凰堂流)、時間経過による身体の変化を考える事は大切です。