知っ得石巻弁 1 イズイ

知っ得石巻弁 1 イズイ 平成20年11月掲載
 石巻弁のルーツを探る旅の第一回目は、何と言っても石巻弁の王様イズイです。
これは、「怨ず(うらむの意味)」が語源といわれており、室町時代後期の日葡辞書に「エズイ(訳)恐ろしくてぞっとするようなもの」と形容詞となっています。江戸時代には俗語として広く使われるようになりました。
石巻弁では目や靴にゴミが入ったときの痛がゆい感じ、違和感を表現する言葉です。「目さゴミ入ってイズクテわがんね(大変だ)。」と表現したり、偉い人や窮屈な人がそばにいるときに、「事務所さ社長さん来っと、イズイなや。」などと使ったります。
標準語でこれに当てはまる言葉はありません。
ぜひ将来に伝えたい、また全国に発信したい言葉ですね。

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