未経験がいきなり0スタートの一人法務担当になって まず取り組んだこと、やってよかったなと思うこと振り返り
皆様こんにちは、企業法務のカメ(ほむかめ🐢)です。
今回は、完全未経験で非法学部卒な私がいきなり一人の法務担当になったときに、最初どんな風に立ち回ったか、どうやって情報収集したのかなどを振り返ってみました。
とにかく情報収集
「法務互助会」に参加、「りーぷら」のイベント参加、無料のセミナーにはどんどん参加、SNSやネットの力をフル活用!
匿名だろうと実名だろうと、誠意を持ちさえすれば、なにも怖くない…!なぜなら私は、未経験だから!わかばマークだから🔰!のスタンスで(笑)
ほかの熟練者からすればどんなに低レベルなことだろうと、相談や質問ができる場面では遠慮なくさせてもらいました。(ありがたいことですよね。。)
とにかく孤独の戦いでしたので、互助会やりーぷらでの、外の情報を取り入れたり質問できたりするコミュニティは特に、本当に入ってよかったな、成長の助けになっているなと実感しています。これがなければ、まただいぶ違っていたかと思います。
とにかくインプット
書籍を読む、セミナーに参加する、契約ウォッチ見漁る… が主でしたかね…。読んだ書籍は、下記の記事に書き残してみました。
法務領域以外の分野でも積極的に参加
すき間にどんどん入り込んでいくイメージです。
1年目ならでは?の無力感を少しでも軽減したくて、とにかく給料泥棒になりたくなくて、最低限もらってるお給料の分は絶対なにか価値生み出さないといけないと思ってました。もともと経理出身で、会社のお金は自分のお金と思って大事にするというマインドが染みついてしまっている。ので、根がケチなのかもしれません。(笑)
ほんと、ひとりで何でもやりました。社内報も担当したり、えるぼし取ったりもしました。
あとは、どんな依頼や相談であろうと、とにかく相談を受けまくる!親身に話を聞く!スタンスを取ってみました。相談してもらえてなんぼかなと。
時には、話の全く分からない事業部の人や、「そっからか…」みたいな質問してくるような人もいますが、どんなくそみたいな依頼でも質問でも絶対我慢!ニコニコレスポンス。
このようなスタンスをとることで、法務領域以外の部分の理解も促進されるし、特に事業部の方との「この子なら、相談しやすいかも」、「とりあえず法務に聞いてみよう」というフェーズからはじまり少しの信頼関係を築くきっかけになったような気がします。
これは実は、フルリモートで非対面だとなかなか実現が難しかったりするので、受け身すぎないように、とにかくできる限りで自分からアクションを起こして何かしらのきっかけを作ることを意識していました。
これからやりたいこと、中長期的な目標や野望を上司にアピール。チャンスをつかむ
たまたま、採用チームの先輩が「ちょうど人いなくなっちゃってほんと大変。誰か手伝ってくれる人いないかな~」って言っていて、もうすかさず!「私やりたいです!」で、その先輩と部長に手上げして、あれよあれよと兼務に。今では組織上ひとり法務兼人事採用兼総務という、社内でも類を見ない(笑)3つのチーム兼務の人になりました。(今のウェイトは8~9割くらい法務です)
人事採用も未経験の領域だったので、シンプルに興味があったということと、法務も現場理解がすごく大事な場面があるお仕事だと思っていますが、採用もすごく、現場理解がないと成り立たない職種ですので、採用業務にかかわることができたら、職種理解をもっと深められて、メリットしかないのでは?!と思ったのです。(結果は、思った通りでした!)
一つの職種のプロフェッショナルは本当に尊敬できると思っていますが、その中でもさらに、「他部署や他職種の経験・知見がある法務」って、色んな視座を持てるし、心から寄り添えると思うし、もっと強いんじゃない?と思ったのです。
あとは、1on1などをうまく利用して、今後は、こういうところを強くしていきたいけど、どうしたらよいか。最近はこれで困った。こういう目標があって、いまはこれを頑張っている。などというなるべく具体的なイメージや状況を、上司に伝え続けて、できる限りフィードバックを求めました。
ありがたいことに、経験豊富で、知識も豊富な役員が上長だったので、適時的確なFBをいただけたりしたことで、わりと横道それずに?向きたい方向をまっすぐ向いて進んでいけたのではないかなと思っています。(こういったことを自分から積極的に伝えたりコミュニケーションをとれていたからこそ、「これやりたい!」もいつもすんなり受け入れ、叶えてもらえたのではないかな?と勝手に思っています。)こう振り返ると、環境要因というか、運がよいです。
一つあえてデメリットを上げるのであれば、単純に、やりたい気持ちが先行しすぎて、インプットも必要すぎて、端的に言うと、めちゃくちゃ忙しくなって、じぶんの時間がものすごく足りなくなりました(笑)。しかしそこは、割とマルチタスク得意だったこともあり、何とかかんとかやってきて今に至る感じです。
現状の法務業務体制やプロセスなどを1から見直す
場当たり的に整備されて放置されたままの環境や、契約周りのプロセスを見直し、改善しました。
することで得られたと思うプラス要素:仕組みづくりの経験(私の中でこれが一番でかい)、コスト削減(現場含)、会社全体のリーガルリテラシーの向上
仕組みやプロセスの社内周知活動(研修など)
上記で新たにした仕組みなどはしっかりと社内周知しました。
また、法務のオンボーディング動画を作成してみたり(一回作ってしまえば後が楽)、時には社内研修という形で現状に即した課題を洗い出してテーマにしたものを実施したりしました。これも、未経験の部分だったので、良い経験になったのと、自分のアウトプットの練習にもなったかなと思います。(まだまだ苦手ですが)
資格取得
気が向く限り(この気の持ちよう大事です)、仕事してない時間以外を少しだけお仕事に関係する自分のための勉強の時間にすることを心掛けました。
まず取ったのは、ビジネス実務法務検定3級2級でした。
ビジネス与信管理検定なんてものもあるんですけどご存じの方いますでしょうか?
こちらの3級、お昼休みとかにでも簡単に取れちゃう!?な試験です。
やったことない方がいらしたら、ぜひお試しあれ…。(笑)
番外:常に意識していたこと
「常に謙虚であれ」。これは、私のここ数年の大テーマです(笑)。
前職の時に、少しだけ一緒に働いていた先輩にあたる方に、確か異動かなんかでその方と働く最後の日に「謙虚でいなさい」と去り際に言われたことがあって、それが本当に当時、ズドーンと心に刺さったんですよね。。きっと、その当時の私は、謙虚じゃなかったのでしょうね…。(笑)
ですので、この言葉はまさに肝に銘じて、日々を生きてます…。
漠然とですが、どんな時でも、この心を忘れないようにしていれば、周囲との調整や折衝も、円滑に進むんじゃないかな、と思ったり。
AI時代なんて言われてもいますが、だからこそ、人と人とのかかわり方、みたいなところが、今まで以上に問われてくるのではないかな、とも思ったりなどしています。
まとめ
まだまだなので、引き続きのんびり頑張ります。
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