校則なくした中学校 たったひとつの校長ルール 西郷孝彦 2019年11月出版
誰もが世界を変える力を持っている
世田谷区立桜丘中学校には校則がない。定期テスト、宿題、チャイム、生徒を強い口調で叱る教師もない。服、髪型、スマホ、登校時間、授業中の昼寝、授業を「つまらない」と批判すること、廊下での勉強、全て自由。
「子どもたちにとって、幸せな3年間を送るためにはどうしたらいいか」ここを基準に考えたらこうなった。校則がなければ、子どもたちは自分で考えるようになります。校則なくなり増えたものは?それは「議論」今までは校則にあるだろ!で済んだことが、なぜこうして欲しいのか、こうしたいのかの議論が必要になってくる。「規範がないと教師によって意見が違うのでは?」それでいいのです。それが社会なのです。色んな人の意見を聞き、自分で判断すればいいのです。
■居場所
中学校の不登校生徒数は10万9千人。3.25%です。不登校傾向だと10%。
桜丘中学校では廊下に机を設置。ハンモックもあります(#^^#)
放課後に部活以外にカルチャークラブを設ける。ボーカル、ギター、料理など。生徒には夕飯をひとりで食べる子もいます。子ども食堂をしたいという地元の有志の協力を得て、「子ども食堂」でなく「夜の勉強教室」という名称で参加しやすくした。クラス、学年を超え一緒にご飯を食べる。これは絶大な効果あり!子どもの抱えている問題は人それぞれ。共通しているのはどの子も「安心できる居場所」が必要だということ。
■中学1年生
小学校6年間。教師に指示をされることに慣れてきた子どもたち。いきなり「自分で考えなさい」と言われても困り果ててしまう。すると「試し行動」が始まる。自分をどの程度まで受け入れてくれているか探るため、わざと問題行動をとる。1年を過ぎると試し行動はなりを潜め、小学校では暴力的だった子も自分の考えを持ち、問題行動が出なくなります。さらに進んで学ぼうとしたり、やりたいことのために頑張ったりする。教師もそれをわかっているので「この子たちは大丈夫」と信じることが出来るのです。
■世界を変えよう!
桜丘中学校では「生徒総会で決まったことは実行する」
子ども達に「自分たちで社会は変えられる」ことに気づいて欲しいから。成功体験を与えたいから。卒業後は当然「変えること」は難しい。長いものに巻かれた方が楽。横並びを強制する同調圧力。でもそれでは変わらない。面白くもない。大丈夫。子ども達はみんな、自分で「変える力」を持っている!誰もが生まれながらに「よく生きよう」という意思が脳にプログラムされています。ただこれを発動させるのには適した環境が必要です。
【感想・行動】
日本じゃないみたいな中学校。しかも公立。校長自らが「変えられる」ことを実践されている。本書の中には自発的に子ども達が起こしている行動も載っています。私も今の状況を変えたい!未来の子ども達のために。自由で平和主義の素晴らしい国を守りたいねん。連日、世界中で気づいた人々による大規模デモが起こっている。日本では報道されないけど(*_*)
日本の教育を受けてきた日本人は、お上の言うことは正しい。事なかれ主義。長い物には巻かれろ。同調圧力が蔓延しているように思える。
自分ではない誰かが何かをしてくれるだろう。
投票率の低さから諦めが伺える。
みんなが持っている「よく生きよう」そう、今日を精一杯生きよう!他人に決められたことを従順に守る必要はあるのかな?その理由は?どんどん議論しよう。意見が違うことは素晴らしい✨日本人に足りないのは「議論」かな(*Ü*)
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