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校長先生より

NPO法人放課後のおうち理事長の谷口です。

津島市の学童保育所は9か所(13支援の単位)あり、
うち、6か所が学校敷地内単独施設、1か所が学校内空き教室です。
残る2か所も小学校の近くにあり、小学校との連携は必須です。

保護者会運営の時代から、学校と各学童(放課後子ども教室も参加する場合もあり)との懇談は定期的に行い、学校の先生方にも学童保育にご理解をいただきながら、ともに子どもたちを育てる大人として、様々な意見交換を重ねています。

今回、各学童の懇談内容を見せてもらった際に、
とある学校の校長先生のお話が議事録に載っていたのでご紹介します。

「この小学校に赴任して1年過ごし、3月には学童保育の卒所式にも参加したが、子どもたちが子どもたちを見守ってくれている、縦の繋がりに感動した。
卒所式には、保護者の方や指導員さんがすごい準備をしたことがわかり、子どもたちの巣立ち、旅立ちを見守っているのを見て、素晴らしいと感じた。
最近は地域の子ども会もなくなり、他学年との関わりがある場所として、学童保育は貴重な存在。
昨年度、指定管理の課題を乗り越えて今年度の運営を続けている苦労も聞いている。
学童保育の子どもたちのけん玉、将棋のレベルの高さは素晴らしい。今はスマホでの動画視聴が当たり前になっている中で、学童保育で学び、努力している姿はすごいと思っている。
自転車に乗れるようになった、というような”努力をして得た経験”による達成感を味わうことは、子どもたちの成長にとって大変重要なこと。」

子どもたちの成長する姿を見ていてくれる校長先生がいてくれて、この小学校の子どもたちは幸せだと思いますし、学童保育での子どもたちの姿を知ってくださっていることも、とてもうれしく思います。


20年前くらいまで、津島市の学童保育は学校敷地内にはありませんでした。
平成18年に初めて学校敷地内に施設が建設された後は、
順次学校敷地内へと移転が進み、学校外は2クラブとなりました。

学校敷地内は安全だけど、下校後まで学校の中というのはどうなのかなとか最初は思っていましたが、安全な広い運動場でのびのびと遊べることは子どもたちにとっても嬉しいことですし、学校の先生方と連携して子どもの育ちを見守っていけるのは、学童保育にとっても良かったと思っています。

最初の頃は学校も学童もお互いに手探り状態のこともありましたが、
今はどこのクラブも学校との信頼関係を築けています。
学校の先生方は、どうしても転勤がありますので、入れ替わりもありますが、学童保育の指導員は異動がありませんので、ずっと同じ指導員がいるというのも、信頼関係を上手に構築できている理由の一つかなとも思っています。


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