ブロック長会議と学童保育指導員
NPO法人放課後のおうち理事長の谷口です。
今夜はブロック長会議でした。
ん?ブロック長とはなんぞや??
津島市の学童保育は、9クラブ13支援の単位があり、それぞれに「専任指導員」という名称で呼ばれている、各施設もしくは支援の単位の責任者が配置されています。所長って言った方がわかりやすいですね。
その9クラブを4つのブロックに分け、それぞれのブロックをまとめたり相談に乗ったり指導する役割として、その所長たちの中から4名を選任し、ブロック長としています。
こうすることで、各クラブの課題も見えやすくなり、それをブロック長会議で共有することで、指導員の業務の平準化に役立てています。
今日は午前中に「指導員会」という、全クラブの指導員が集まる会議もあり、そこで出された意見についてもブロック長会議で報告してもらいました。
夏休みの報告や、学校との連携、指導員配置、最低賃金対応、業務マニュアルの整備等、大変有意義な話し合いとなりました。
詳細は省きますが、どんな話をしていても、子どもたちのことを本当によくみている、考えてくれているということが伝わってきて、指導員さんは放課後のおうちにとって宝だなと改めて思いましたし(話す度にそう思ってますが)、この状態を、今の指導員がいるからできている、とか、指導員の厚意によって成り立ってるということではなく、次代を担う指導員さんたちに継承していかなければならないし、そうできる仕組みを整えていかなければなりません。
子どもたちが子ども時代に、その成長発達にふさわしい育成支援を享受できる環境を整えることが、私たち大人の使命であり責任です。
大人になると子ども時代の気持ちは忘れてしまうことも多いですが、こどもの頃に大人から投げかけられた何気ない一言が、その後の人生を左右することは珍しくありません。
周りの大人たちから、愛され、大切にされ、肯定され、生きていく上で必要なことを学ぶことができる、そんな環境で育つことで、その後の人生に生きづらさを感じることは少なくなるのだろうと思います。
学童期は、勉強もスポーツも大事ですが、それ以上に大事なことは、愛されること、大切にされることだと、私も学童保育に関わり出してから学びました。
その環境を用意することが、大人としての責務であるということも強く思っています。
時代が変わって子どもたちを取り巻く環境も昔とは大きく変わってきていますが、人間としての成長発達過程は、今も昔もそれほど変わりません。
そんな子どもたち一人一人の成長発達に寄り添い、子どもたちが安心して素の自分を出せる場所にしてくれている指導員を本当に尊敬しますし、素晴らしい人材に恵まれていてありがたいと思っています。
子どもたちの生き生きとした姿を伝えてくれる指導員の眼差しは、とても愛情に溢れています。
ささいな言動をしっかりと捉え、その子のその時の気持ちも指導員には全部お見通しなんです。
これってすごいことだと思いませんか?
今日はあまり聞けなかったんですが、子どもたちの様子を指導員から聞くことは楽しみでもあり、運営の原動力でもあるので、もっと話を聞く機会を作りたいし、保護者の方や学童保育を知らない方々にも伝えていきたいと考えています。