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面接
NPO法人放課後のおうち理事長の谷口です。
毎日更新しようと思ったのに、うっかり1日飛ばしてしまいました。
津島の学童保育がどんなことをしているのか、
子どもたちはどんな成長をしているのか、
指導員はどんな育成支援をしているのか、
そういうこととか、
NPO法人放課後のおうちが目指していることとか、
理事長のお仕事とか、
そんな学童保育にまつわるあれやこれやを書いていこうと思っています。
少しずつでも、学童保育(特に放課後のおうちの学童保育)について
知ってもらえたらいいなぁと思っています。
ところで、今日は新しいパートさんの面接でした。
年齢は若いですが、とても落ち着きがあり、ハキハキと丁寧な受け答えもできる方だったので、育成支援の本質をすみやかに理解できる見込みがあると判断し、まずは仮採用としました。試用期間を経て本採用に進んでほしいと期待しています。
今年度は全然人手が足りません。
特に正規職員が、結婚とか病気とか家族のこととか定年とかいろいろ重なって退職したり、働く時間を減らしたりして人数が減っています。
パートも新規で増やしてはいますが、正規職員の抜けた穴はどこのクラブも大きく、どうしてももう一人の正規職員に頼らざるを得ない状況になっています。
そんな中で、過酷な夏休みをよく乗り越えてくれました。
パートさんと言えば、10月から最低賃金が上がるので、時給の見直しをしなければなりません。
もともと時給もそれほど高くないので、最低賃金が上がれば時給を上げざるを得ません。
でも、扶養範囲内で勤務していると、上限は変わらないので、
時給があがった分だけ勤務できる時間は減り、
足りなくなった分は他の短時間パートを増やしたり、正規職員がカバーするしかありません。
限られた収入の中では、正規職員もそれほど多く配置することはできず、
週4日くらい働けるパート職員に頼る部分がとても多かったのですが、
最低賃金が上がるにつれ、相対的に働ける時間数が減り
このまま来年も最低賃金があがると雇用保険の加入要件である週20時間を下回ってしまう職員も出てきます。
学童保育は、毎日子どもに関わることで、一人一人の気持ちや成長を保護者の代わりとなって支援しています。
子どもの成長をしっかりととらえ、それを保護者に伝えていくことで
お互いの信頼関係も育まれます。
保護者が信頼できる指導員が継続して勤務し続けることが、
学童保育の質にもつながっていきます。
ところが、最低賃金が上がることでパート職員は毎日勤務ができなくなり、
週2日、週3日の指導員が増えていきます。
そういう人が多くなれば、シフトを組むのも大変になりますし、
職員同士の情報伝達にも漏れが発生することもでてくるでしょう。
子どもや保護者との信頼関係を育むことも難しくなります。
本来であれば、パート職員の時間数が減った分だけ正規職員を増やしてカバーしたほうが、子どものためにはいいに決まっています。
保護者にしても、毎日いつも同じ顔ぶれの職員のほうが安心できます。
でも、収入はかぎられているので、それを実現することは難しいです。
子どもも楽しく通い、保護者も安心できて、指導員も過度な負担なく働ける、そんな学童保育にしたいとずっと思っていますが、
現実はかなり厳しいです。
指導員の人数が不足し、余裕がなくなると、子どもたち一人一人の気持ちを受け止めることもできなくなります。そうすると子どもたちとの信頼関係を築くことができず、子どもたちも言うことを聞かない、つまらない、行きたくないと思うようになり、そんなことを言われた保護者は安心して働くことができなくなります。
そんな学童保育にしないように、指導員たちも必死で頑張ってくれているので、法人としても少しでも指導員がストレスなく子どもに向き合えるように考えていきます。