仙台弁と私。
こんにちは!
女子アナ47方言研究室の野村沙綾です^^
地元である愛媛県のNHK松山放送局と、夫の転勤先である宮城県のミヤギテレビにてキャスター・リポーターをしていました。
方言研究室ではこれまでネイティブである愛媛県の伊予弁を担当していましたが、今月の動画では初めて、仙台弁に挑戦させていただきました!
まず私の仙台弁のイメージなのですが、「仙台の人ってあんまり訛りがないんだな」というものでした!
ミヤテレ内や、取材先が仙台市内であれば、あまり訛りを感じることはありません。
そのことについて仙台生まれ・育ちの友人に聞いてみると、
「仙台は転勤族も多いし県外出身の方もたくさん住んでるから、仙台弁で喋っても通じないんだよね!宮城県出身者と喋るときは結構訛るよ!」
なんと……!!!私が県外出身なので気を遣ってもらっていた…!(笑)
宮城県民の優しさによるものでした。
今回の動画を撮るにあたっても仙台の友人数人に方言指導をしてもらいました。
ありがとう!!
まずは総勢17人のアナウンサーがリレーした「そうだね」編。
https://youtu.be/cZwBW8S-Fx0
これが、私が1番衝撃だった仙台弁「だから」です!
宮城にいた頃…ロケを終え、その日撮った素材を皆で確認していたときのこと。
私「このデカ盛り、ほんとびっくりでしたよね〜!」
ディレクターさん「だから〜!!」
私「???????」
実際の会話です。
この「だから」が「ほんとそうだね!」という強い同意を表すものだと知るのはもう少し後のこと…。
宮城に新たに住み始めた県外出身の方は、宮城県民に「だから〜!」と言われても「だから何なの!?」と責められているわけではありません、ご安心ください!(笑)
ちなみに発音の際は、「んだから〜」と頭に小さい「ん」が入るイメージのようです^^
今月の動画、もう1つがハロウィン編。
「早く!たくさんお菓子をくれないといたずらするよ」がテーマです。
https://youtu.be/puBlUA8-ltU
これは長い文のため少々苦戦しました。。
前述の友人にセリフを言ってもらい、音声ファイルにして送ってもらったほどです!
仙台弁でこのセリフは
「はいぐ!たくさん菓子っこくれねど わっしゃすっど」。
(他にも色々言い方があると思います)
友人曰く、「はやぐ」がさらに訛って「はいぐ」。
「いたずら」=「わっしゃ」はなかなかコアな方言で、若い方はピンとこないかも…とのこと。
個人的に「仙台弁っぽいな!」と思ったのは「菓子っこ」。
宮城では(というかおそらく東北の広い範囲で)、犬っこ、お茶っこ、というように「〜っこ」とつけて可愛らしく、親しみやすい言い方にするのです。
これにも思い出があります。
ミヤテレにて、担当コーナーなしでスタジオ出演という日に、MCのさとう宗幸さんやリポーターの先輩に
「おっ、サーヤは今日はお茶っこ飲みか〜?」
(お茶を飲みながらスタジオでVTRを見てコメントする日=ちょっと気楽だね、という意味)とよく言われていました。
菓子っこ、の言い方を聞いて懐かしくなりました…仙台が恋しい…><
ネイティブではありませんが、今後も機会があればぜひ仙台弁にもチャレンジしていきたいです。
宮城の皆さま、よければぜひご指導、ご鞭撻よろしくお願いいたします!
女子アナ47 野村沙綾
twitter @saya_nomura38 / instagram @saaya_saya38
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?