中村哲さんを殺害したのは誰なのか
◆配信元
47NEWS
安井浩美のアフガニスタン便り
◆概要
今から約3年前、2019年12月4日、アフガニスタンにて「ペシャワール会」(本部・福岡市)の現地代表を務めていた中村哲さんが灌漑事業を行っていた現場に向かう途中、武装した何者かに銃撃され殺害された。
犯人不明で、未だに捕まっていない。数々の不審な出来事や、犯人と目された人物の死。それらから、筆者が考察する。
◆評論
発展途上国で、かつイスラム教国であると、収めるのは法律では無く、強権を持った人物による人治であるケースが多い。今回の件も、その証拠に、反政府側では無く、政府側の人間による取材の邪魔、真実にたどり着いたら困るかのようなあからさまな態度などが目立つ。
この事件は、水利権を争ったモノだとか、様々な話がある。ゆえに、元凶を絞り込むことは難しい。しかしながら、分かっている点として、旧政権側も、新しく出来たタリバン側も、この事件には興味を持ってないし、早く蓋をしてしまいたい感じをあらわに出してることが、全てを物語っているのかも知れない。
マフィアなどの犯罪組織が賄賂を送る際は1ヶ所ではない。利用できるところ、要所要所にお金を撒いていく。だから、旧政府側も、新政府側も、犯人たち、犯人グループとは繋がっていた可能性が強い。中村さん殺害事件の犯人かどうか分からない単なる強盗犯人を、顔が似てもいないのに犯人にでっち上げてしまうというのは、「何かがある」からそうするのだろう。ある意味、とても恐ろしいことだと思う。
もし、タリバンが新政権を世界の人に認めて貰いたいと思うのであれば、この中村さん殺害事件を、公明正大に裁くことから初めてはどうか。単なる軍閥のような、ご都合主義のもと犯罪グループと繋がっているのであれば、完全に断ち切ってこそ、国民が安心出来る政府となるのではないだろうか。
◆備考
こちらの記事は、2022年12月の投稿記事をUPし直したものです。写真は「47NEWS」の記事からの引用です。
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