
【ホツマの論点】 ご皇室の弥栄とホツマ関連本の刊行 <135号 令和6年10月>
自民党の総裁選が決着して、自民党員(非議員の一般国民)に一番人気の高かった高市氏が初戦でトップに躍り出たにも関わらず決選投票で敗れて、石破氏が総裁に選出されました。高市氏と石破氏の戦いには背後に親米勢力と親シナ勢力の駆け引きがあったとも噂されています。金融市場は石破首相の誕生に厳しい評価を下しているような雲行きであり、やけに早々と日程が定まりつつある解散総選挙の行方に次の注目が集まっています。
親シナ傾向とも関係するのが、女性天皇の容認という政治思想であり、これは次回総選挙では、全国を行脚するであろう(金メッキ外れの)小泉氏も同じ穴の狢ですが、性差の撤廃という家族崩壊容認という政治思想と裏表を成しています。
コロナ騒動前後から、「皇室は当代で終了する(あるいは変容する)」とか「秋篠宮サゲ言説の拡散」とか「女性天皇待望論」とか妖しい言論風潮があるように筆者は思います。そして、一方で、YouTubeや各種SNSのプラットフォームでは、日本古代史の「真実の解読」「世界(ユダヤ)とのつながり」あるいは「古代の阿波国礼賛」「忌部氏の隠れされた実力」「秦氏という日本の守り神一族」の謎を解く、等々の主張が一種のブームになっている感があります。筆者は、それらすべてが、ご皇室解体を裏の目的とする見えない策動に結ばれているのではないかと危機感をもって観察しています。
さて、他方では明るい話題もあります。ホツマツタヱ関連本の相次ぐ刊行です。六月に牛嶋浩美さんと愚生の『縄文の教え88』が刊行され、この九月には小誌の有力若手寄稿者であるナビ彦さんの『ゼロから始めるホツマツタヱ』(かざひの文庫)と、やはり小誌への寄稿者で本号にもヲシテアートを寄せて下さった、まるやまきょうへいさんとあいかわゆきさん(編集はおのみんさん)の『神ものがたり』(Amazon)も上梓されました。
ホツマツタヱが昨今の注目を集めている原因は、多くの真正日本人が感じている危機感と希望にあるのではないかと筆者は理解しています。「このままでは大好きな日本が、日本でなくなってしまうのではないか」という危機感と、「本来取り戻すべき、わたしたちの祖国の歩むべき道は、ホツマツタヱに描かれているのではないか」という希望が、背景にあると感じているのです。何故、ホツマツタヱは隠され、そして今、再浮上しようとしているのか、本号でともに考えて頂ければ幸いです。
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>「このままでは大好きな日本が、日本でなくなってしまうのではないか」という危機感と、「本来取り戻すべき、わたしたちの祖国の歩むべき道は、ホツマツタヱに描かれているのではないか」という希望のまなざし<
ホツマツタヱが、今、しずかに多くの方々の心を捉えているその訳は、そのような漠とした不安と希望にあるのではないかと思っています。
令和7年は、はじまって1ヶ月を経ようとしていますが、世界は大きく変わり始めようとしているように感じます。あたりまえだと受け容れていた「枠組み」のグロテスクさに人々が気づき、届かぬことと諦めていた声の力に、わたしたちは再び自信を取り戻しつつあります。
霧はまだ晴れることも無く、羅針盤はグルグルと回転して進むべき道筋を、誰も確信することは出来ません。けれども、わたしたちの手元に、ホツマの神々の智慧は遺されているのです。
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と云うわけで、本論とは直接関連しませんが、、、
真面目に考えれば、我が国も世界も、この時代も、まだまだ捨てたモノぢゃないと実感する動画を下記に、、、