家の適正価格を聞かれたら・・・?
こんにちは、hotto(ほっと)です。
わたしたちは人間ですから、寝に帰る場所が欲しいです。
メタバース上で完結できれば良いですが、
身体がありますから、この身体を休息させる場所がいる訳ですよね。
ここでいう休息場所とは、形はいわゆる住宅にこだわりません。
何も家は不動産でなくても良いのです。
最近であれば、移動式のコンテナ型の家でインフラさえ接続すれば
住み始めることが出来るものもありますし、
日本は夏が暑いため難しいですが西洋では船で生活されている人もいます。
モンゴルではなくとも、テント暮らしの方も見えるかも知れません。
そんな極端な例を出さなくとも、まあ普通の家を建てたいのだけれど、
結局、家にいくらかけるべきなのかを問われたとします。
しかし、いきなり家にかけられる予算は・・・と考えるその前に、
私はどんな人生を送りたいかを考えるといいと思います。
そんな・・・人生まで考えなくとも、
日々の暮らしを考えるだけで良いのでは?
とそう考える方もいるかも知れません。
けれども、一般的な世帯収入の人ほど、
人生まで真剣に考えるべきかと思います。
なぜなら、一度買ってしまうと、すぐには引っ越せないし、
ローンで購入している場合は収入の下がる転職も出来なくなるなど、
人生の自由度が狭まるためです。
今はこの会社で定年まで働いていこうと考えてても、
やりたいことが見つかるかも知れませんし、住環境に耐えられず※
引っ越しをしたくなるかも知れないのです。
※住環境は住んでみないと分かりませんし、後から変化することも。
前提として家はそう簡単には売れません(現金化が難しい)。
そして、資産価値が下がることもあります(資産価値下落のリスク)。
※将来の円安や資産価値の上昇を見越して米国の不動産を購入する等の投資を行う方もいますが、アマチュアはなかなか難しいかと思います。
高値で売れないと、引っ越しをしたくても二重のローンとなります。
となると、やりたいことが見つかったり、
どうしても今の場所が気に入らない時でも、
夢をあきらめて現状のつまらない・合っていない仕事を続けたり、
ストレスを感じる場所で暮らさざるを得なくなります。
もしそうなったら、
その後の人生(35歳なら、100年人生と考えて残り65年)、どうですか?
全力で借入をして特定の場所に家を建てる人と(私)、
いつでも引っ越しができる人とでは、
どちらがより良い暮らしが出来る可能性が高いのでしょうか。
常にリスク(不確実性)がある世界ですから、住まいにおいても
柔軟性を持っておくことが大切だと思うようになりました。
本日は結論を最後まで引っ張りましたが、
「いつでも引っ越しできる」余力が残るようにして、家を買う予算を組む、
これが失敗を経験した私なりの解です。
世帯年収が600万円であれば、3,000万円の借入(仮100万円×30年)をすれば暮らしは厳しいですし、引っ越しも気軽には出来ません。
世帯年収が2000万円であれば、キャッシュで戸建やマンションを購入するのも、有りでしょう。
但し、共働きの場合は片方が働けなくなる前提で考えないと、最悪のケースは破産もありえます。
最後になりますが、
方丈記で、(京の治安が悪い時代であったため)
家にお金をかける者は馬鹿者である、という内容の言葉に出会いました。
そして、それは今の世でも、どんな場所でも同じだなあと思います。
家は大きな買い物ですが、大きすぎると身を滅ぼします。
みなさんにちょうどいい家が見つかりますように。それでは!
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