チームづくり

2025シーズンの活動が開始しました。
ラブリッジ名古屋は、昨シーズンも優勝を逃してしまいましたが、なでしこリーグ1部で2年連続で優勝争いをできるチームに成長しました。
実際にプレーするのは選手であり、選手の頑張りや、コーチングスタッフの日々の指導の賜であることは言うまでもありません。

昨シーズンは主力選手を含む６選手が引退、退団し、今シーズンは大卒選手３名が加入しました。
３名はいずれも能力が高く、即戦力として期待しています。
新卒選手は、まっさらな状態でクラブに入ってきます。
ラブリッジの基本的な考え方、サッカースタイルを学び、このクラブのために、チームのために闘える選手に成長してほしいと思っています。

とはいえ、即戦力選手を補強していないことから、戦力ダウンと評価する声も聞こえてきます。

しかしながら、私はそのようには捉えていません。
昨シーズン、思うように出場機会を得られなかった選手も着実に成長しており、引退、退団した選手と同等まではいかなくとも、その水準に近づいていると実感しています。
いわば聖域であったポジションが空き、激しい競争が起こることが予想されます。
良い競争の中で切磋琢磨すれば、昨年を超えていくことは十分に可能であるとみています。

また、Ｕ１８を含むアカデミー選手が、非凡な才能を見せ始めています。
アカデミー選手の中には、メンバー入り、試合出場も可能なレベルに達している選手がいます。
今シーズンは、シーズン当初からアカデミー選手数名をトップ登録する予定です。
今シーズン中に、欠かせない戦力に成長することを期待しています。

他方で、他クラブから即戦力選手を獲得しないことについて、疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。
その一番の理由は、上述のとおりアカデミー選手が育ってきており、優秀なアカデミー選手を積極的に起用し、さらなる成長を遂げさせることが、何よりの補強であると考えているからです。
また、アカデミーで育った選手は、クラブの基本的な考え方や、サッカースタイルを身につけており、クラブへの愛着も持ってくれています。
アカデミー選手がトップチームの中核を担っていくようにすることが、チームの強化には欠かせないと考えています。

なお、一旦補強は打ち切りましたが、まだ新規加入の可能性がわずかながら残っています。
上限人数、ポジションバランス、年齢バランスを見ながらになりますが、このクラブで成長したい、このクラブのために闘いたいという強い気持ちを持ってもらえるのであれば、扉は開いています。

今年こそ、優勝を掴めるように、クラブ一丸となって戦い抜きます。
よろしくお願いいたします。