韻を踏む67
スプラトゥーンの大会で膨らむ重圧。
スクラム組んでうるさくして、少なくとも心は震わす。
膨らむ夢。でもこれで負けたら就活。
嗅覚研ぎ澄ませ乳白色のネイルを見つめる。
入学した中学を休学して来たんだ。その空白期間は無駄にしない。
今の時代はプロゲーマー活動は留学みたいなもんさ。
そんな言い訳。心の痛覚がちょっと刺激される。
でもそれを堪えて前に進むから風格が出てくるんだ。
いつか毎日のように牛角行けるくらいビッグになる。
最終決戦。つまりは千秋楽って感じ。
自慢の数学力で導き出した勝率を相手に通達。
笑顔は作らずに拳を差し出してきた。
きっと熱狂で会場の皆を狂わす。
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