韻を踏む90

怪盗該当する行為が分からないから、
毎度お馴染みの店に聞く。
秋の小雨の日だったと思う。
対応してくれた人がいつもと違った。

愛嬌のある人だったが、
実は強靭な体を持つ体操選手。
台帳に書いてあることを淡々とこなし、
すぐに大王のように崇められるようになった。

古株の人はストレスで胃潰瘍になり辞めた。
他の人達も外傷はなくても心はボロボロ。
これは最高な環境だろうか?
何もしなくても大丈夫な人生で良いのか?

さらに改良が進みほぼ無人店舗になる。
コストの最小化。でもこれが最良か?
夜の外灯が寂しい人の背中を照らす。
生きがいにする為の材料をまた探さないと。


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ホツカツカサ
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