韻を踏む72
指示待ち人間は生き恥だって教わった人
いきなり市場(いちば)に向かって商売を始める。
そこからの彼は死神に取り憑かれたよう。
相手の意見を自分に切り張りするような安直さはダメだ。
疲れた彼は夜のしじまに癒される。
耳が良いからこそ、海を楽しめるようだ。
商売は休業。利子ない契約だったから良かった。
縮まりきった心も少しずつ回復していく。
耳鳴りが治った。身近にあった物に救われるとは。
短い人生でもいいと思って生きてきた。
言い合いになって自分の我を通してきた。
ミリ単位の違いですら神経質になっていたなぁ。
知りたいこと、聞きたいことはたくさんある。
心燃やし期待膨らまして生きていく。
一概には言えないけど、努力は悪いことではない。
少なくとも、もう死にたいなんて思わないな。
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