
シニアが教える:DX推進における企業文化の変革とは?
どうも、シニアライフを楽しみながらDX推進に携わるHot3DegC(ホットサンド)です。
DX推進において重要な『企業文化の変革』について、私の体験談を交えてお話ししたいと思います。
企業文化の変革って実際には何をすれば良いの?
DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が飛び交う中、企業文化の変革もその一環として求められています。
しかし、実際に『文化の変革』と言われても、何をどうすれば良いのか具体的にイメージしにくいのが現実です。
私自身、現場で経験して感じたのは、単なるスローガンや表面的な変更ではなく本質的な部分での改善が必要だということです。
メールの削減というスローガン
私の経験では、ある企業で『社内のメールのやり取りを減らそう』というスローガンが掲げられました。
表面的には、メールの量を減らすことで効率化を図る狙いがありました。
しかし、実際に運用されると、必要不可欠な情報の発信まで制限されるようになってしまいました。本末転倒ですよね。
情報の質を高める思考へ
メール削減自体が悪いわけではありませんが、重要なのは『削減』そのものではなく『情報の質を高める』ことです。
価値の低い情報を削減するのは当然ですが、それだけに注力すると重要なコミュニケーションが阻害される危険があります。
価値の低いものを削減して質を高める
情報の流通や発言を阻害する文化を撤廃して、代わりに情報の質を高める文化を育むことが必要です。
以下のようなアプローチが考えられます。
1. 価値のある情報を見極める
まずは、何が重要な情報であるかを見極める力を養うことが大切です。
たとえば、業務に直接関係のある情報や、意思決定に必要なデータは積極的に共有すべきです。
一方で、不要なCCメールや、ただの確認メールは減らしていくべきです。
2. コミュニケーションの手段を多様化する
メール以外にも、チャットツールやプロジェクト管理ツールなどを活用して、情報共有の手段を多様化することが有効です。
SlackやMicrosoft Teamsなどのツールを使えば、リアルタイムでのコミュニケーションが可能になり、必要な情報が即座に共有されます。
3. 情報の質を高めるトレーニング
社員一人ひとりが情報の質を意識するようにするためのトレーニングを実施することも有効です。
たとえば、メールの書き方や、どの情報を共有するべきかの判断基準についての研修を行うことで、全体のコミュニケーションの質を向上させることが
できます。
実際の現場での体験
私が関わったプロジェクトで、メール削減のスローガンが掲げられた時、最初は多くの社員が戸惑っていました。
必要な情報まで削減されることにより、業務に支障が出るケースも少なくありませんでした。
しかし、そこで私は、メールの代わりにチャットツールを導入して、重要な情報の質を高める取り組みを提案しました。
具体的には、重要なプロジェクトに関する情報は専用のチャネルで共有して、一般的な連絡事項や確認事項はチャットで簡潔に行うようにしました。
また、メールを書く際には、重要なポイントを明確にし、長文メールを避けるように指導しました。
あともうひとつが、チャンネル内のとくに情報を伝えたいグループメンバーがいる場合は、メンション(Slackなどでは、冒頭に@マーク+メンバー名をつける)の活用を徹底するように呼びかけました。
これにより、伝えたい人に素早く通知が届け等っれるため、比較的速いレスポンスが得られるようになりました。
変革の成果
この取り組みによって、情報の質が向上して社員間のコミュニケーションもスムーズになりました。
必要な情報が迅速に共有されることで、業務の効率化が進み、全体の生産性が向上しました。
社員たちも、情報の質を意識するようになり、ムダなメールのやり取りが減ったことによりストレスも軽減されました。
まとめ
DX推進における企業文化の変革は、単なるスローガンや表面的な変更ではなく、本質的な部分での改善が求められます。
情報の流通や発言を阻害する文化を撤廃し、情報の質を高めることが重要です。
私が現場で経験したように、必要な情報を適切な手段で共有し、社員一人ひとりが情報の質を意識するようになることでDXの成功に近づくことができます。
私の経験が少しでも皆さんのDX推進の役に立てば幸いです。
共に学び、成長し続けましょう。ありがとうございました。
やっぱり、目次はあった方がいいのかな?
どなたかご意見のコメントを頂けると嬉しいです!!
類似記事の紹介
これらの記事も併せてお楽しみください。
何を減らすとか何を何に代用するとかって、『ECRS』や『SCAMPER』を使うとスマートです。
■デジタルトランスフォーメーション(DX)
▶ シニアが教える:DX推進の目的と課題をChatGPTで明確にする方法
▶ シニアが教える:DX推進で見失いがちな目的とその重要性
▶ シニアが教える:本当のDXとは?経験を通じて考えを深めてみた
▶ シニアが教える:DXは、トップ層の理解と覚悟が大事
▶ シニアが教える:DXは、なぜトップ層以外の意欲が低いのか?DX推進に向けた具体的な対策とは
■ビジネステクニック集
▶ シニアだけど「ECRS」を日常生活に活用してみた
▶ シニアだけどSCAMPER使ってます
▶ シニアのメールトラッキングツール「EmailMeter」の体験期間終了後の様子
▶ シニアのメールトラッキングツール「EmailMeter」による時間管理の極意
▶ シニアなので4象限マトリックスでどの記事から書くのか整理してみた
▶ シニアだけとLLM+マインドマップ使ってます
いいなと思ったら応援しよう!
