公認会計士って何をする人?
僕は公認会計士を目指しているわけだが、公認会計士がどういった仕事をするのか分からない人が多い気がしている。かくいう僕も公認会計士の勉強をする前はどんな仕事か知らなかった。ということで今回は公認会計士がどういう仕事をするのかを書いていきたい。僕も実務をやっているわけではないので、イメージの部分もあるということを前提に読んでくれると嬉しい。
何となく公認会計士は会計や税理、経理などの人間というイメージは湧くだろう。その上で税理士と公認会計士の違いというのが分からない人が多いのではないだろうか。一度ここでは税理士との違いをベースに書いていきたい。
税理士はその名の通り税金に関するプロであり、個人事業主などの税理書類作成の代行や節税へのコンサルティングなどがメインの仕事である。
公認会計士は企業が作る財務諸表の作成や、財務諸表が正しいかをチェックする監査がメインの仕事である。また公認会計士は税理士登録することができるので、税理士の仕事も同様に行える。
さてここまで読むと「公認会計士の方が仕事ができる幅が広くて、税理士の上位互換じゃん!」と思うかもしれない。ただ、そうではない。
具体例を用いて考えてみよう。学校の先生と予備校の先生がいたとする。予備校の先生は学校の先生になることはできないが、学校の先生は予備校の先生になることができる。その場合「学校の先生は予備校の先生の上位互換じゃん」となるはずだが、多くの人はそう感じていないだろう。それは、例えば受験勉強という項目においては塾の先生の方が知識を持っているだろうし、集団的な統制能力(文化祭などのイベントにおけるまとめる力)は学校の先生の方が強いからだと思う。
このような感じで公認会計士や税理士も行う仕事によって、得意/不得意、できる/できないがあるのだ。この具体例で言えば税理士の仕事を受験勉強、公認会計士の仕事は学校生活の色々と読み替えてくれたら繋がるのではないだろうか。
つまり税理士は税関係にはとても強く、公認会計士は広く強いと思えたら良い。
税理士との差が何となく分かったところで公認会計士の仕事についてより深ぼっていきたい。前述した通り、公認会計士の仕事は財務諸表の作成や財務諸表などが正しいかを監査することであるが、財務諸表の作成に関しては簿記で学べるものであり、一般に経理でも行えるものである。
つまり公認会計士のメインの仕事は財務諸表の作成ではなく、監査することである。
ここでいう監査とは、企業が正しく財務諸表を作れているかのチェックや、そもそもミスが漏れないような努力をしているかの確認、倉庫などの棚卸の実際量と帳簿に記載されてる量が一致してるかの確認などである。仕事の概要を見るとあまり数字や会計に触れてないように思えるが、おそらくそうだと思う。想像よりも数字に触れることは多くないだろう。数字を扱いたい僕にとってはあまり楽しくなさそうな感じがする。数字と戯れてたいのにな〜。
さてここまで読んでくれたら公認会計士の仕事をかなり理解していいと思う。公認会計士=数字の人、計算をいっぱいする人ではなく、何かしら監査してる人と思ってくれたら嬉しい。当然かなり数字には触れるし、計算もするんだけどね。
公認会計士のこと書いたし、次は簿記のことについて書こうかしら。
何かしらリクエストあれば教えてね。
おわり