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新しくない朝が来た。卒業なんてしなくていい。そして(外へ)。

目が覚めるといきなりコトバが、飛び出していった。

新しい朝。何かを卒業する。そんな嘘くさいフレーズが、意識しないで身体の中に溜まっていることがあり、身体の、耳とか口とか、そういった部分的にこびりついているためにイライラを抱えている、そんなこともあるが。

今朝はいきなり快便のように(リアルな毎日ごとのように)スポッとからだから、抜けた。そしてこれを起き上がった布団からモゾモゾと記す。起床、6時50分。寒さ変わらず厳しい様子。見るからに晴天。見る限り雲ひとつ無し。太陽はいつものようで心なしか少しドキッとするような、オレンジが強めに表れているように、見える。。川の字の片割れつまりまだ寝ている連れ合いの、軽い寝息。習慣のインスタントコーヒー、変わらない焦げたような味。美味しくない、でも目覚ましだからと、飲んで、いつものコタツにこの続きを書こうとして、ふと、部屋にさし込んだ朝日に息が白く映ってることに気づく。暗がりに沈んだ寝室で、連れ合いの寝息はそうは、見えない。でも光が、あれば、枕元あたりで彼女のそれもそれなりに白くなっているのかも。

今週になって、学童での仕事がいつもより長くなり、生活のリズムもいわゆる朝型に、自然にというか流れに沿うようになり、眠ることと起きることがほぼ一回で済むようになった。なので振り返ると、、昨晩は午前1時ごろに布団に入って、途中一回トイレに起き、6時50分に起きている。普通、だろうがこれは私の睡眠の特徴に照らすと珍しい。好きなときと言うと格好がいいが要は眠れる時に、居眠りをして、目を覚まし、寝ないようにしてあとは過ごす。もろもろの予定をこなしていく。だからなのか、この繰り返しが日常の自分には、今の、一回こっきりで済む睡眠はなんだか、新鮮だ。でもそれもここ一週間ほどのこと、だろうし、それに睡眠の習慣のことだから予期せぬ変化はおそらくスグにやってくる。

昨日のことは、連れ合いにも飼い猫にも、猫にもというところが笑いだが、言い含め、一応そういうこともあったなぁと解決している。今日も色々あるだろう。何もないわけがない。でもそれこそが、無事、ということとは、、師匠と仰いでくっついていたある私小説作家から吸収したことだったか。あれから二十年くらい経った。かれ、元気にしているだろうか。いや。

あのかたに限らない、昔には付き合いがあったが今はもう関係が切れた、人々、だれ誰さん、と敬称付きで呼んだ方がたに逢いたいような、まっぴら御免のような、、いやいやなにを日記で言葉に酔おうなんてしているんだ? そんなことより。

変わり映えしない、日常にこそなにかがあるとは、わからないけど何かが起こる予感を、その予感のまま慎重に、注意し、取り除いて。

今日も外に。出る。




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