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【ステマ】怪獣浅瀬勢が怪獣のことについて書く【ステルス?】

 プロモーションを含む記事です。

 みんなは怪獣は好きか? 嫌いな奴なんているだろうか? いやいない。

 冗談はさておき、結構な人が怪獣は好きなんじゃないかと思う。
 かく言う私も怪獣は好きだ。いや、本当にカジュアルレベルですけどね。昔の怪獣映画をディグったり、歴代の怪獣のデータを空で言えるようなディープな怪獣マニアではない。
 最近に映画を見るようになってからのこっち、「シン・ゴジラ」や「モンスター・バース」、「パシフィックリム」、「SSSSグリッドマン」それと遠い幼い日に見てたウルトラマンシリーズに出てきた怪獣たちくらいしか怪獣作品は見ていない。
 それでも「怪獣の小説を集める賞をやるよー」と言われたらホイホイ賑やかしに参加しちゃうくらいには好きだ。

 諸事情でわたわたしてて参加した感想やら感謝やらを書けていないなんてたいそうな不義理をしてしまった。
 主催者の宮塚恵一様楽しい機会をありがとうございます。

 ちなみに書いてみて思ったのは怪獣作品の一番楽しいのって大破壊なのかなってことだね。上の自分の作品だとあんまし分量はないけれども、怪獣が街をぶっ壊すシーンが一番楽しかった。
 怪獣映画とか思い返してて思い出すのはやっぱり街を壊すシーンだもんな。「シン・ゴジラ」を放送してたときのタイムラインとか「御社がぁ―!」「弊社がぁ―!」「総辞職ビィーム!」とか大盛り上がりだもんな。
 なんかポトラッチ的な快楽と言うのが大規模な破壊シーンにはある気がする。すくなくとも作品の中においては、だけれども。

 などと言うのが浅瀬勢の感想だよ。

 ディープな方向に行くなら無限にディープな界隈なので、浅瀬勢がパチャパチャ書くことくらい許しておくれ。

 みたいなことを書いていると「トクサツガガガ」を思い出した。たぶんディープなファンじゃないとファンじゃないのかみたいな回があったからだと思うけれども。
 そういえば「トクサツガガガ」にもオリジナルの怪獣作品がたくさん出てきた。ダゴン君とか。
 「怪獣はその時代の恐怖、人が立ち向かうべき事象の象徴だ」みたいなことが語られていたのを覚えている。
 この怪獣作品観は怪獣界隈においてどのくらい有効なのかわからないけれども、なるほどなあ、と思ったよ。

 過去においては「戦争、およびそこで使われる核兵器」が恐ろしかった。時代が下ると「公害」が恐ろしいものになった。最近(あるいはもう少し前になるのかもしれないけれども)では「自然災害」に立ち向かわなければならなかった。

 んじゃ、今の我々が一番怖いのって何だろうかって考えると、まあ「感染症」だよねって話になる。すっかり社会のありようを変わってしまった。もうそれ以前のことなんて思い出せない。そういう感染症。
 彗星みたいに派手にぶっ壊したわけじゃないけれども、確かに変えて壊してしまったあいつ。
 今、怪獣があらわれるならそういう怪獣になるんじゃないかな。

 という作品に最近まで関わっていた。
 それがこれだ。

https://rokkotsumikan.com/stage/15th

ジャバウォックチラシ
「あなたのジャバウォックはどこから? ――私はARMSから」

 元ネタは昔外国の数学教師ルイス・キャロルが書いたよくわかんない詩、「ジャバウォックの詩」に登場するよくわからない生き物。ちなみによくゲームに登場してウサギとか武器の名前につく「ヴォーパル」ってのはここが初出のキャロルの造語、というかカバン語(複数の言葉を組み合わせて一つの単語にした単語)らしいぞ。

  「ジャバウォックの詩」をよくわかんない詩って言ったのは言葉のとおりで、「鏡の国のアリス」に出てくるので読んだことはあるはずなのだけれども、よくわかんないなって思った覚えしかなかった。ので、最近改めて読んでみたけれども、改めてよくわかんないなって思ったよ。それこそカバン語とか詩情とかで構成されているのでわからんのよ。
 そんな詩に登場するものだから、ジャバウォックというのもよくわかんない。ただ、なにか恐ろしい怪物だろうということはわかる。

 そんな怪物の名を冠する演劇作品「ジャバウォック」はやはり、よくわからない怪物、怪獣に関する物語だ。

 詳しいあらすじは上のホームページを覗いてみてくれたまえ。すげえカッコいいあらすじが掲載されているから。

 ジャバウォックとゴジラと以津真天(till when?)とscp-444jpとケツァコアトルとグエムルとかなんかいろいろのキメラ、らしい。わしは博識でないのでわからん。

 私が関わったといったな。何で関わったと思う?

 もったいぶっても仕方ねえな。上のページを熱心に見た人ならすぐわかるだろうし、別に興味がある人もいるとは思えない。

 舞台美術と言う役職でかかわったのさ。
 舞台の背景を設計したり制作したりする役目だよ。

ジャバウォック背景
見たまえ! この最高にカッコいい……なんか椅子っぽいのとか鳥居っぽいのとか

 ここで今回の舞台美術に関する艱難辛苦を語ってもよいのだけれども、話が逸れすぎるし、ネタバレにもなるのでここは自重しよう。

 あ、今私はネタバレ、と言ったね。
 鋭い君たちならこう思ったかもしれないね。「ネタバレっつってももう終わっちまった舞台にネタバレもくそもねえだろ」と。
 なるほど、確かに公演期間はもうとっくに終わっているよ。
 舞台芸術と言うのは公演をしている「その時」にしか見ることができないというのが短所でもあり、長所でもある特徴だ。一度見逃してしまった舞台はどんなに悔やんでも見ることはできない。博識な君ならそういうことも知っているかもしれないね。

 ところがどっこいだ。この舞台、「ジャバウォック」については見逃した後悔を軽減する方法があるのだ。もう一度、改めて公演についてのているページを読んでみたまえ。

読んだか?
読んだな。ならば気が付いたな?
そう、この公演は配信観劇もできるようになっているのだ!

 配信観劇ってなんだよって思ったかい? ある回をカメラで録画して編集したものを配信してるってこと。つまり、まだ遅くない。今からでもこのジャバウォックという作品を楽しむことができるということだ。

 配信用に収録するにあたって収録さんがむちゃくちゃ気合を入れていたのでカメラ7台が用いられている。この7台という数はピンとこない人にはピンと来ないかもしれないけれども、客席500人規模のホールのダンス発表会なんかで5台くらいあると「お、気合入ってんな」って思うような数で、今回この公演が行われた小劇場楽園は客席45人くらいの劇場だ。そういう気合の入り方だとご理解いただきたい。

 つまりこの配信観劇で見れるのはばっちり決まったカッコいい映像作品でもあるということさ。

 OK、OK僕がここまで言ってもだよ。小劇場のお芝居というのにあまりなじみのない方がポンと踏み込んでみるには2500円と110分というのはちょいとハードルが高いってのはわかるよ。
 そんな君にお勧めのコースがある。これはちょうど一昨日くらいから始まったものなのだけれども、これだ。

 というわけで、肋骨蜜柑同好会第15回「ジャバウォック」の配信観劇に関するステルスマーケティングの記事であった。
 なんというステルス性、俺じゃなきゃ見逃しちゃうね。

 そんな感じでマーケティングだったのだけれども、面白いのは確かなので、上の無料配信分だけでも覗いてみて面白そうだと思ったなら本購入してみるのもいいかもしれない。この記事に興味を持つような君ならば、きっと面白い体験ができるんじゃないかなと思うよ。

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