葦の穴
今回の記事はホトンドケイ素から送られてきた文章をそのまま載せるものだ。おそらく先だっての田瓶奇譚集に向けて書いた「腸詰と極楽」の諸々だと思う。
私は「自分でアカウントを作って書け」といったのだけれども、やつは「面倒くさい」と言って聞かない。困ったやつだ。
要は脚本を書いてその裏話みたいなのを書き留めておきたいということらしい。あんまり人目につくところに置いておくのは慎みに欠けるし、かといってハードディスクの奥底に眠らせておくのは口惜しい、ということで私に投げてきたみたいだ。
つまるところ王様の耳の秘密をしまい込めなかった床屋が秘密を叫んだあの葦の原の穴が、ここ、というわけだ。
ひょいひょい見えるようにしておくのもきまりが悪いのでいくらかの……かなり強気目な価格設定にしておこう。本当に見たい人がいたら見れるというエクスキューズは残しておいてやる。
こんなものを読むよりも田瓶奇譚集の配信を見た方がずっと有意義に時間を使えると思うよ。
https://rokkotsumikan.com/stage/tagame-kitanshu
◆◆◆
ここから先は
3,773字
¥ 1,000
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?