そつぎょおする #架空ヶ崎高校卒業文集
1994年
3年A組 どぐまげんち
あのまちからてんこおしてちょんとそつぎょおできるよおになった。てんこおするまで勉強なんてしたことなかったのでちゃんと勉強できるかふあんだったけど、めありせんせえがもじおおしえてくれた。だからちょんと卒業文しゅうもかける。せんせえにすごくありがとう。もじまちがえるとびりびりするぼおしでかぶせてくれた。せんせえのおかげでもじあんましまちがえなくなった。さんすうもおなじぼおしとくすりでおしえてくれた。くすりすげえにがかったっけどゆびあんましつかわなくてたしざんとひきざんできるよおになった。
友だちできるかもふあんだったけど、みんなすごくやさしかった。とくにごく悪いんくんがやさしくしてくれた。ごく悪いんくんがゆってくれるまで自文が嫌なにおいしてることしらなかった。ごく悪いんくんがいつもゆってくれたから自文がくさいのわかれた。いつもくさいのきにしてくれてあさにあうたびにあたまからしょお毒えきかけてくれた。いっぺんしょお毒えきなくなったときわり化しつからもってきてかけてくれた。ちょっと暑かったけどはいえきこおちたときより暑くなかったしそれからわあんまりくさいってゆわれなくなった。いつもご飯のときぼくのおべんとおといれの水であらってくれた。くさいのがあんまりなくなったのでおいしかった。ご飯におかずがないのもいつもきにしてくれた。ときどきなんかの蟲おおかずにくれた。黒くてがさがさした蟲でどぶのろぶすたーおくさくなくしたみたいなあじがしておいしかった。
ぼくわそつぎょおしたらごく悪いんくんのおとおさんのとこではたらかせてもらえることになった。かんなづきやくざけんきゅうじょってとこではたらく。ぼくのあたまがわりいの直してもらえるかもしれない。もしもほんとおに直ったらごく悪いんくんとかめありせんせえのことおぼくのふるさとのどぶがおかに小体したいとおもう。
(原文ママ)